子育て情報『運動神経のいい子はつくれる! 専門家に聞く、子どもの運動能力を伸ばす “5つの家庭習慣”』

運動神経のいい子はつくれる! 専門家に聞く、子どもの運動能力を伸ばす “5つの家庭習慣”

目次

・子どもたちの運動能力が低下した要因
・家庭習慣1:「運動神経がいい子」には成功体験がある
・家庭習慣2:自然体験で子どもの「身体能力」を伸ばしている
・家庭習慣3:運動能力が伸びる子は、日常に「動き」がある
・家庭習慣4:運動能力の高い子は「内観力」をもっている
・家庭習慣5:運動能力が育つ「親の声かけ」をしている
運動神経のいい子はつくれる!専門家に聞く、子どもの運動能力を伸ばす “5つの家庭習慣”

「うちの子、運動が苦手かも……」「子どもの運動神経が悪いのは親の遺伝?」と不安に思うことはありませんか?じつは運動神経は適切な関わりで大きく伸ばせるのです!現代の子どもたちは遊びのスタイルや生活習慣の変化で体を動かす機会が激減していますが、家庭での工夫次第で運動能力は必ず向上します。

本記事では、運動が苦手な子を専門に指導する運動教室を主宰する西薗一也氏と、運動能力研究の第一人者である東京学芸大学教育学部教授の高橋宏文氏を中心に、専門家の視点から、いますぐ実践できる「5つの家庭習慣」を徹底解説。

成功体験の積み重ね方から効果的な声かけまで、専門家だけが知る秘訣をご紹介します。お子さんの隠れた運動能力を開花させるヒントが満載です!

子どもたちの運動能力が低下した要因

オリンピックなど世界の舞台で活躍する若い日本人選手が増えてきている一方、近年子どもたちの運動能力が低下していることについて、多くの専門家が指摘しています。東京学芸大学教育学部教授の高橋宏文氏もそのひとり。高橋氏は、第一の要因として「環境の変化」を挙げています。

環境の変化については、「空間」「時間」「仲間」の「3間(さんま)がない」と表現され、具体的には以下のような意味合いで使われています。

  • 「空間」ーー日常的な遊びのなかで体を動かせる場所が減っている
  • 「時間」ーー習い事などで遊ぶ時間が激減している
  • 「仲間」ーー友だちもみんな忙しいため、一緒に遊ぶ仲間がいない
これら3つの「間」に加えて、遊びの内容が変化していることも、運動能力を低下させる要因となっています。
たとえば、子どもたちが公園に集まっていても、それぞれ持ち寄ったポータブルのゲーム機で遊んでいる姿を目にすることも多いのではないでしょうか。

これは、体を動かすよりもゲームの方が楽しいと感じていることも一因ですが、公園内での禁止事項が増えすぎたため、自由に遊べる環境ではなくなってしまったことも大きな要因となっています。

このように、環境の変化によって遊ぶ空間も時間も仲間もどんどん減少していくなかで、子どもたちはどうやって運動能力を伸ばしていけばいいのでしょうか?次項では各専門家のアドバイスをもとに、家庭でできる「子どもの運動能力を伸ばすコツ」について解説していきます。
運動能力を伸ばす02


家庭習慣1:「運動神経がいい子」には成功体験がある

そもそも「運動神経」
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