子育て情報『【絵本】こわがりでも、大丈夫。子どものメンタルヘルスをテーマに読みやすく『かいじゅうたちはこうやってピンチをのりきった』』

2021年10月19日 18:20

【絵本】こわがりでも、大丈夫。子どものメンタルヘルスをテーマに読みやすく『かいじゅうたちはこうやってピンチをのりきった』

目次

・不安やこわい気持ちの正体は、ゾワゾワちゃん
・不安や恐怖に、キャラクターを与える
・大人も子どもも、こわいものがあってあたり前
・絵本を介して、不安や恐怖を大人に打ち明ける
・『かいじゅうたちは こうやってピンチをのりきった-かいじゅうとドクターと取り組む1 不安・こわい気持ち-』
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『かいじゅうたちは こうやってピンチをのりきった-かいじゅうとドクターと取り組む1 不安・こわい気持ち-』新井 洋行(著), 森野 百合子(監修)/パイインターナショナル

不安やこわい気持ちの正体は、ゾワゾワちゃん

絵本に登場するかいじゅうたちは、注射や人前で話すこと、夜中のトイレなど、こわいものがいっぱい。それぞれ、ちょっと無茶苦茶なやり方で、ピンチを切り抜けようとするのですが……。

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注射が嫌いなサスピッチは……

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カチンコチンになって、ピンチを切り抜けた??

みんなは、不安や恐怖に襲われた時に「あるもの」がやってくることに気がつきます。その正体は「ゾワゾワちゃん」。

「ゾワゾワちゃんがくるとドキドキしてはしってにげたくなるんだ」とひとりが言うと、みんなは、「うんうん」と頷きます。「こわがりのかいじゅうなんて、かっこわるいよ。ゾワゾワちゃんなんか、出て行け!」とみんなでつめよった時、恐怖のかいじゅう「ゾワゾワキング」が出てきて、ゾワゾワちゃんが出現する意味を教えてくれます。

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不安と恐怖の正体は、ゾワゾワちゃんだ!

「ゾワゾワちゃんはね、みんなをこまらせたいわけじゃなくて、たすけたくてあらわれる」のだと。

大人になった私たちでも、プレゼン中に声が震えたり、残酷なニュースに不安定になったり、意見の異なる相手に制御できない怒りをぶつけたりしてしまうことがあります。それらを自ら解決する術や、不安のメカニズムに関する知識のない子どもたちは、コロナ禍の今、なおさら苦しい状況にいることでしょう。

けれども、監修の森野百合子先生(児童精専門医/英国児童・思春期専門家専門医)が書かれているように、不安や恐怖はあなたを苦しめるものではなく、「あぶないものや、気をつけた方がいいものを教えてくれる」大切な信号。ゾワゾワちゃんは、私たちが毎日を安全に過ごせるよう、守ってくれる大切な感情なんです。

不安や恐怖に、キャラクターを与える

世の中には、「勇敢、タフ=かっこいい」「こわがり、弱虫=かっこわるい」という図式が少なからずあります。こわがり=だめな自分と考えると、「強くならなきゃ」とさらに自分を追い込んで、せっかくゾワゾワちゃんが送ってくれているシグナルを見逃してしまいます。ゾワゾワちゃんを無視してがんばり続けた結果、燃え尽きてしまいかねません。

不安を抱かせるのは、弱い自分ではなく、自分の中に宿る「ゾワゾワちゃん」。

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