子育て情報『【医師監修】葉酸の摂り過ぎはダメ? 過剰摂取したら悪影響はあるの?』

【医師監修】葉酸の摂り過ぎはダメ? 過剰摂取したら悪影響はあるの?

目次

・葉酸とは?なぜ妊娠中に大切なの?
・葉酸とはどんな栄養素?
・葉酸不足になると、どんなデメリットがある?
・妊婦はいつから葉酸サプリを摂取したほうがいいの?
・効果的な葉酸サプリの摂取方法
・葉酸摂取のポイント・注意点
・基本は食事から。でも食事だけでは十分摂取できない分をサプリで補う
・葉酸の栄養素を逃してしまう食べ方とは?
・葉酸も過剰摂取したら悪影響はあるの?
・亜鉛不足、葉酸過敏症を引き起こしたり、ビタミンB12欠乏症の診断を困難にする可能性が
・葉酸を過剰摂取しないためにできること
・1日の葉酸摂取量の上限とは
・サプリメント摂取で気を付けたいこと
・まとめ
【医師監修】葉酸の摂り過ぎはダメ? 過剰摂取したら悪影響はあるの?
この記事の監修ドクター 浅野仁覚先生
アルテミスウィメンズホスピタル(東京都東久留米市)院長。福島県立医科大学、同大学院卒業後、社会保険二本松病院、南相馬市立総合病院産婦人科医長、福島県立医科大学附属病院総合周産期センター(母体・胎児部門)助教、東府中病院副院長を経て現在に至る。日本産科婦人科学会専門医、医学博士、J-MELSベーシックコースインストラクター

葉酸とは?なぜ妊娠中に大切なの?

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葉酸は、たんぱく質や細胞を作る際に必要なDNAなどの核酸を合成するために大切な役割を担う栄養素です。妊娠していないときも体の中で重要な働きを果たしますが、妊娠計画中~妊娠初期には特に意識して摂取する必要があります。

葉酸とはどんな栄養素?

葉酸は水溶性(水に溶けやすい)ビタミンである、ビタミンB群の一種です。緑黄色野菜、果物などのほか、レバーやウニといった動物性食品にも多く含まれています。

摂取した葉酸は体内にためておけないため、毎日摂取する必要があり、成人男女の必要摂取量は1日あたり200μg[*1]とされています。

葉酸不足になると、どんなデメリットがある?

葉酸は体内で赤血球の形成や細胞増殖に必要なDNA合成などに関わっています。そのため不足すると、血液内に未熟な赤血球(巨赤芽球)ができて貧血をおこしてしまったり、場合によっては神経障害などを生じたりすることがあります。

また近年研究が進み、葉酸には血管で活性酸素を発生させるアミノ酸の一種「ホモシステイン」を減少させる効果があることがわかってきました。葉酸が不足すると血管内のホモシステインが減らず、それが動脈硬化のリスクを高めるともいわれています。

妊娠期における葉酸不足のリスクとしては、胎児の神経管閉鎖障害があります。神経管閉鎖障害は本来、成長過程で閉じるはずの神経管が、なんらかの要因により閉鎖できなかったために起こる先天異常です。

日本では、厚生省が2000年に葉酸サプリメントの摂取を国民へ勧告しましたが[*2]、神経管閉鎖障害の赤ちゃんが生まれる発生率は、2000年以降、10,000件当たり 4.7~6.2の間でほぼ横這いの状況で、これは諸外国より高い頻度となっています(うち、無脳症は出生前診断の普及により減少しています)。つまり、毎年、全国で年間数百人の神経管閉鎖障害の赤ちゃんが生まれています[*3]。

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