子育て情報『【医師監修】喘息? 肺炎? 幼児の咳をしているときの受診目安とホームケア5つ』

2020年3月29日 17:42

【医師監修】喘息? 肺炎? 幼児の咳をしているときの受診目安とホームケア5つ

目次

・まずは幼児に出る咳の種類をチェック
・軽くコンコンという乾いた咳……乾性咳嗽
・痰が絡んでゴホン、ゴホンという湿った咳……湿性咳嗽
・犬が吠えるようにケン、ケンと聞こえる咳……犬吠様咳嗽
・咳がひどいとき、受診するかどうかの目安
・時間外でもすぐに受診
・診療時間内に受診
・しばらく様子を見ても大丈夫なとき
・咳で辛そうな幼児に家庭でできる5つの対策
・1.部屋を加湿する
・2.水分を少しずつ摂らせる
・3.鼻水を吸う
・4.部屋の空気をきれいに
・5.寝る姿勢を調節する
・幼児の咳のよくある疑問
・夜中になると咳がひどくなるのはなぜ?
・咳で受診したのに咳止め薬を処方してもらえないのはなぜ?
・ゼーゼーする咳は喘息?? 受診の目安は?
・咳が出ているときの食事、注意点は?
・まとめ
【医師監修】喘息? 肺炎? 幼児の咳をしているときの受診目安とホームケア5つ
この記事の監修ドクター 梁尚弘先生
りょうキッズクリニック(埼玉県所沢市)院長。平成10年順天堂大学卒業後、日本大学小児科研修医、沼津市立病院小児科、横須賀市立市民病院小児科、日本大学小児科助教、瀬戸病院小児科医長を経て現在に至る。小児科専門医。

まずは幼児に出る咳の種類をチェック

96465256


お子さんが咳をしていると、まずは風邪を心配されることが多いのではないでしょうか。実際、子供の咳のほとんどは風邪などの急性呼吸器感染症によるもので、大多数は1、2週間で治まります[*1]。

そもそも咳は、喉に過剰な刺激が加わったときに発生するもので、分泌物や異物を体の外へ出そうとする生体防御反応です。刺激となるものには、痰や誤って吸い込んだ異物、刺激性のガスなどがあり、咳の原因は風邪が大部分を占めますが、そのほかにもさまざまなものがあります。

特に1〜2歳ごろは誤って異物を飲んでしまうことで気道が詰まり、咳をするようになることもあります。その場合は緊急の治療が必要になります。また、アレルギーによるアナフィラキシーや急性喉頭蓋炎(インフルエンザ菌などによりのどが腫れあがり、窒息する可能性がある)による咳の場合も緊急に治療が必要です。

長引く咳は気管支喘息や副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎など継続的な治療が必要な病気が原因となっていることも。さらに、心理的なストレスで咳が続くこともあります[*1, 2]。

このように原因はさまざまですが、咳は咳込む時の音によって3つに分けられます。

軽くコンコンという乾いた咳……乾性咳嗽

痰を伴わず「コンコン」という咳を乾性咳嗽(かんせいがいそう)といいます。この咳が出るときは、風邪のほか、気管支喘息、咳喘息、アトピー性咳嗽や気管支内異物、心因性の咳などが考えられます。

痰が絡んでゴホン、ゴホンという湿った咳……湿性咳嗽

痰が絡む咳は湿性咳嗽(しっせいがいそう)と呼ばれます。「ゴホン、ゴホン」という音が特徴です。

痰が出るときは、痰の色も診断の目安になります。黄~緑色の痰があるときは呼吸器の感染症(気管支炎、肺炎など)や気管支拡張症が疑われます。痰に血が混じるときは上気道の粘膜が傷ついたことによる出血が多く、ついで肺炎や気管支炎でも出血することがあります。色がついていない痰は、アレルギーや呼吸器感染症の初期に見られます。

乾性咳嗽か湿性咳嗽かによって病気を分けられるものではなく、同じ病気でも乾性咳嗽が出ることもあれば、湿性咳嗽が出ることもありますまた、例えば、急性気管支炎は発熱と乾性咳嗽で始まり、次第に湿性咳嗽へ変化することが多いですが、病気の経過によって痰の有無が変わってくることもあります。

関連記事
新着子育てまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
instagram
instagram
twitter
twitter
YouTube
YouTube
ピックアップ
上へ戻る

Copyright © 1997-2020 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.