子育て情報『【医師監修】とびひはどんな病気︖ 症状や感染経路を知って正しく予防しよう』

2020年3月30日 16:30

【医師監修】とびひはどんな病気︖ 症状や感染経路を知って正しく予防しよう

目次

・とびひを知ろう
・とびひとは
・とびひには大きく分けて2つのタイプがある
・(1)水疱性膿痂疹(すいほうせいのうかしん)
・「水疱性膿痂疹」の症状
・(2)痂皮性膿痂疹(かひせいのうかしん)
・「痂皮性膿痂疹」の症状
・とびひのよくある経過と合併症、紛らわしい病気
・とびひの経過、潜伏期間は?いつごろ治るの?
・重症化や合併症に注意
・アトピー性皮膚炎がある場合などには重症化しやすい
・ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群(SSSS)
・腎炎
・とびひと間違いやすい病気とは
・とびひの予防法と治療法について
・とびひの予防法
・清潔に保つ
・あせもや虫刺されは早めに治療を
・鼻をいじらない
・かかってしまった場合の治療法とは
・水疱性膿痂疹の治療
・痂皮性膿痂疹の治療
・ホームケアについて
・兄弟やほかの人・子どもにうつさないために
・まとめ
【医師監修】とびひはどんな病気︖ 症状や感染経路を知って正しく予防しよう
この記事の監修ドクター 大越陽一先生
杏林大学医学部卒業、杏林大学医学部小児科学教室任期助教、埼玉県立小児医療センター循環器科医長を経て現在アルテミスウィメンズホスピタル小児科部長。小児科専門医

とびひを知ろう

932611490


「とびひ」とは変わった病名ですね。まずはその病名の意味を解説しましょう。

とびひとは

とびひは、皮膚にできた小さな傷口から細菌が入り込み、水疱(水ぶくれ)や痂皮(かさぶた)ができる感染症です。引っ掻いたりすると、火事で火の粉が「飛び火」するように他の部位にも症状が広がることから、「とびひ」と呼ばれています。

医学的な病名は「伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん)」です。膿痂疹とは、膿疱(水ぶくれの中に膿があるもの)とかさぶたが混ざっている状態を指す用語です。

黄色ブドウ球菌という細菌により引き起こされることが多いのですが、溶連菌(ようれんきん。A群β溶血性連連鎖球菌)という細菌が原因となる場合もあります。これらが接触によって人に伝染(感染)するため、「伝染性膿痂疹」といいます。

とびひには大きく分けて2つのタイプがある

とびひは10歳以下の子どもに多く、思春期以降には少なくなりますが、成人にみられることもあります。

とびひには症状によって、大きく2種類のタイプがあります。それぞれについて、詳しく解説していきます。

(1)水疱性膿痂疹(すいほうせいのうかしん)

子どものとびひに多いタイプで、6~7月の高温多湿の時期に増えます。日本国内で起きるとびひの多くがこのタイプです。暖房設備が充実したことと気候の温暖化のため、冬季の発症もみられるようになってきました。

このタイプの原因は通常、黄色ブドウ球菌という皮膚の常在菌(健康な人にも存在するありふれた菌)の1つです。近年は、MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)という抗菌薬(抗生物質)が効きにくいタイプの細菌が原因の場合も増えています。

「水疱性膿痂疹」の症状

虫に刺された所を掻き壊したり、アトピー性皮膚炎のために皮膚のバリア機能が低下している部位から細菌が増殖し、発症します。一見なにもない所から発症し、誘因がはっきりしないこともあります。

感染した皮膚の角質層の下に水疱(みずぶくれ)ができます。かゆいからと掻くと潰れて赤くなり、かさぶたになります。水疱の中には細菌がいて感染力が強いために、掻いた時に指についた細菌が他の部分に広がり次々に増えていきます。

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