子育て情報『【医師監修】化学流産とは? 治療は必要? その原因と症状、次の妊娠との関係』

【医師監修】化学流産とは? 治療は必要? その原因と症状、次の妊娠との関係

目次

・化学流産とは?
・着床したが妊娠に至らなかった状態
・化学流産が起こる時期と原因、症状は?
・受精・着床の時期
・妊娠検査薬を使えるようになる時期
・超音波検査で胎嚢を確認できるようになる時期
・化学流産が起こる時期
・化学流産の原因
・化学流産に症状はあるの?
・化学流産は普通の流産と違う?
・化学流産したらどうするの?次の妊娠への影響は?
・とくに異常がなければ治療は不要
・次の妊娠への影響はあるの?
・妊活を再開するタイミングは?
・繰り返す場合はどうしたら良いの?
・まとめ
【医師監修】化学流産とは? 治療は必要? その原因と症状、次の妊娠との関係
この記事の監修ドクター 産婦人科専門医齊藤英和先生
梅ヶ丘産婦人科勤務、国立成育医療研究センター臨床研究員、神戸元町夢クリニック顧問、浅田レディースクリニック顧問、近畿大学先端技術総合研究所客員教授、1 more baby 応援団理事、ウイメンズヘルスリテラシー協会理事。山形大学医学部卒業後、同大学、国立成育医療研究センターを経て現職。日本産科婦人科学会産婦人科専門医、日本生殖医学会生殖専門医、医学博士

化学流産とは?

680918140


妊娠検査薬で「陽性」と判定されたにもかかわらず、産婦人科で妊娠が確認されなかったり、その前に生理が始まってしまったり――。こういうケースで考えられるのは、「化学妊娠・化学流産」です。専門的には「生化学的妊娠(Biochemical pregnancy)」と呼ばれています。

妊活や不妊治療を始めている女性にしてみたら、妊娠検査薬での陽性判定から一転、妊娠に至らないことが分かるというのは、つらいもの。落胆も大きいかもしれません。

ですが、多くのカップルがこうした経験をしているとのデータもあります。正しい知識をもつことで、心の負担を軽減することもできます。ここでは、化学流産が起こる背景などについてみていきたいと思います。

着床したが妊娠に至らなかった状態

化学流産とは、「尿中あるいは血液中にヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)が一時的に検出されたあとで、超音波検査で胎囊を認める段階には至らず、妊娠が終結してhCG が陰性化する状況」(日本産婦人科医会)と定義されています。

分かりやすくいうと、受精卵が子宮内部でいったん着床したものの、そこから成長できず、流れてしまった状態、ということ。

妊娠していれば、妊娠5週には多くの場合で胎囊が超音波検査で確認できる[*1]ので、この段階で胎囊が確認されなければ化学流産の可能性が高いといえます。ちなみに、胎囊を確認したあとの流産を「臨床的流産」といいます。

化学流産は決して珍しいことではなく、健康な男女のカップルでも30~40%という高い頻度で起こっているといわれています[*2]。

そもそも化学流産が多くの女性に知られるようになった背景には、市販の妊娠検査薬の普及や、不妊治療を試みる人が増えたことによる影響が大きいといえるでしょう。妊娠検査薬は、尿のなかに一定以上の濃度でhCGが含まれるかどうかを調べることで陽性・陰性を判定します。

関連記事
新着子育てまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
instagram
instagram
twitter
twitter
YouTube
YouTube
ピックアップ
上へ戻る

Copyright © 1997-2020 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.