子育て情報『【医師監修】胎盤ってどんなもの? 前置胎盤など、胎盤のトラブルとは?』

【医師監修】胎盤ってどんなもの? 前置胎盤など、胎盤のトラブルとは?

目次

・胎盤とは
・赤ちゃんとママをつなぐ臓器
・・呼吸器としての役割
・・消化器としての役割
・・内分泌器としての役割
・・排泄器としての役割
・胎盤はいつできる?
・・妊娠の経過とともに大きくなる
・胎盤はいつまでお腹にある?
・・胎盤が排出されない場合
・妊娠中に起こりうる胎盤のトラブル
・胎盤の異常は赤ちゃんに負担になる
・胎盤の位置が問題に低置胎盤、前置胎盤
・・どのくらいに起きる?
・・妊娠中期以降の出血に注意
・・赤ちゃんへの影響は?
・・診断が確定するのは妊娠末期
・・安静にして出血に注意し、妊娠9ヶ月には入院
・・帝王切開が原則だけど、低置胎盤では経腟分娩を試みることも
・胎盤が剝れない癒着胎盤
・前置胎盤や帝王切開歴のある妊婦さんに多い
・どのくらいに起きる?
・検査でみつけるのが困難
・お産は帝王切開
・胎盤が早くに剝れてしまう常位胎盤早期剝離
・・どのくらいに起きる?
・・中期以降の激しい腹痛・出血は産院へ連絡を
・赤ちゃんとママの命を守るために、緊急治療
・胎盤の働きが悪くなる胎盤機能不全
・まとめ
【医師監修】胎盤ってどんなもの? 前置胎盤など、胎盤のトラブルとは?
この記事の監修ドクター 浅野仁覚先生
アルテミスウィメンズホスピタル(東京都東久留米市)院長。福島県立医科大学、同大学院卒業後、社会保険二本松病院、南相馬市立総合病院産婦人科医長、福島県立医科大学附属病院総合周産期センター(母体・胎児部門)助教、東府中病院副院長を経て現在に至る。日本産科婦人科学会専門医、医学博士、J-MELSベーシックコースインストラクター

胎盤とは

まずは胎盤の役割について解説します。

赤ちゃんとママをつなぐ臓器

お腹の中の赤ちゃんは、肺での呼吸や食事ができないので、赤ちゃんが成長するために必要な酸素や栄養は母親の体から届けられます。その役割を胎盤が担っています。

胎盤は子宮の中にできる血管がとても豊富な臓器で、そこを流れる血液によって、赤ちゃんの体が必要なものを母親の血液から送り届け、反対に赤ちゃんの体で発生した二酸化炭素や老廃物などは母親の血液に戻すという交換が行われます。

7771


胎盤の働きを、より詳しくみてみましょう。

・呼吸器としての役割

赤ちゃんは当然ですがお腹の外の空気を吸うことができないので、胎盤を介して母親の血液から酸素を取り入れ、二酸化炭素を母親へと運搬します。

・消化器としての役割

赤ちゃんの成長に必要な栄養素、例えばアミノ酸や糖や脂肪などが、胎盤を経由して送り届けられています。

・内分泌器としての役割

hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)やhPL(ヒト胎盤性ラクトゲン)、女性ホルモンなどいくつものホルモンを分泌していて、それらは妊娠維持や赤ちゃんへの栄養供給の調整などの働きを持っています。

・排泄器としての役割

赤ちゃんが排せつする老廃物は、胎盤を通して母親の体へ渡されます。

胎盤はいつできる?

胎盤は妊娠7週ごろから作られ始め、15週ごろには完成します。なお、胎盤が完成するまでの間、赤ちゃんは受精卵から分化してできる卵黄嚢(らんおうのう)から栄養を得て成長しています。

7771

・妊娠の経過とともに大きくなる

胎盤は完成した後も妊娠期間を通じて成長を続け、妊娠末期には500~600gにもなります[*1]。大きくなるのに従って、胎盤を流れる血液の量は増加していくので、もし胎盤に出血が起きた場合には、母親の生命が脅かされるほどの多量の出血になってしまうことがあります。

胎盤はいつまでお腹にある?

赤ちゃんが誕生してしばらくすると、軽い陣痛が起きて子宮から剝れ、5分ぐらいすると胎盤が排出されます(胎盤娩出)。

関連記事
新着子育てまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
instagram
instagram
twitter
twitter
YouTube
YouTube
ピックアップ
上へ戻る

Copyright © 1997-2020 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.