子育て情報『【医師監修】頭皮にできるかさぶたの原因は? 予防・改善のためのケア方法』

2020年2月27日 11:20

【医師監修】頭皮にできるかさぶたの原因は? 予防・改善のためのケア方法

目次

・頭皮にかさぶた状のものができる原因は?
・かさぶた」ってなに?
・赤ちゃんの頭のかさぶたはなに?
・脂漏性皮膚炎とは
・赤ちゃんは脂漏性皮膚炎になりやすい
・頭にかさぶた状のものができたときの対処法
・家でのケア・予防方法は?
・病院での治療方法
・まとめ
【医師監修】頭皮にできるかさぶたの原因は? 予防・改善のためのケア方法
この記事の監修ドクター 大越陽一先生
杏林大学医学部卒業、杏林大学医学部小児科学教室任期助教、埼玉県立小児医療センター循環器科医長を経て現在アルテミスウィメンズホスピタル小児科部長。小児科専門医

頭皮にかさぶた状のものができる原因は?

赤ちゃんの頭の髪の毛が生えているあたりにできたかさぶた。これは何なのでしょうか?

かさぶた」ってなに?

そもそも「かさぶた」とは、血漿や炎症細胞、壊死塊などが皮膚の表面で固まったもの。医学用語では「痂皮(かひ)」と呼ばれます。血が混じっていると赤く(血痂)、膿が混じるなどすると黄色に見えます(膿痂)。外傷ができたときのほか、とびひ(痂皮性膿痴疹)や水ぼうそうなどの感染症、皮膚炎が治る過程でできることがあります。

赤ちゃんの頭皮などにつくことがあるかさぶた状のものは皮脂が固まったもの。黄色い「かさぶた」のように見えますし、そう呼ばれることも多いのですが、正確には「かさぶた」ではありません。

赤ちゃんの頭のかさぶたはなに?

赤ちゃんの頭皮にできる黄色いかさぶた状のものは「乳痂(にゅうか)」と呼ばれます。頭皮だけでなく、おでこや眉毛にも出ることがあり、乳児脂漏性皮膚炎によるものです。

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脂漏性皮膚炎とは

脂漏性皮膚炎とは、皮脂腺の密度が高いところ(顔や頭皮、体幹上部)に皮膚の炎症があらわれる皮膚炎。「脂漏性湿疹」ともいいます。

乾燥したフケや脂ぎった鱗屑(りんせつ:角質層がうろこのようにはがれる)が見られ、かゆみの程度は様々ですが、かゆみを伴わないことが多いとされています。

原因は詳しくはわかっていませんが、人の皮膚に常在し脂質を栄養源とする真菌マラセチアが関わっていると考えられています。生後3ヶ月以内の乳児と30〜70歳の成人に好発します。

赤ちゃんの場合は、乳痂のほか、耳の後ろの亀裂、顔面の赤いブツブツ(紅色丘疹)、頑固なおむつ皮膚炎などが発生することも。乳児期のものは自然に治ることが多くなっています[*1]。

赤ちゃんは脂漏性皮膚炎になりやすい

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赤ちゃんの脂漏性皮膚炎は「乳児脂漏性皮膚炎」といわれ、おむつかぶれ(おむつ皮膚炎)や新生児ざ瘡などと同様に赤ちゃんに起こりやすい皮膚炎です。新生児ざ瘡と乳児脂漏性湿疹などをまとめて乳児湿疹ということもあります。

赤ちゃんは、お母さん由来の黄体ホルモン(プロゲステロン)の影響で、生理的に皮脂の生産・分泌が進むことにより、皮脂腺や毛包が詰まりやすくなったり、皮脂をエサにするマラセチアが増えやすくなっています。

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