子育て情報『【医師監修】高位破水は量が少ない? 原因は? 気づかないこともある?』

【医師監修】高位破水は量が少ない? 原因は? 気づかないこともある?

(松峯先生)

破水の時期で対応は変わる

・早期破水、適時破水

早期破水と適時破水が起きるときはすでに入院している場合が多く、分娩につながる陣痛が始まっている「分娩開始」後なので、そのまま赤ちゃんが出てくるのに備えることになります。

・前期破水

妊娠37週以降の前期破水の場合、約90%が24時間以内に陣痛がきて[*3]、「分娩開始」となります。
妊娠37週未満に前期破水した場合は、産院で経過を見ていると約50%が24時間以内に、そのほかの約70〜80%が1週間以内に陣痛発来し[*3]、切迫早産となります。早産になると、赤ちゃんが未熟な状態で生まれる可能性があり、とくに34週未満の場合は呼吸器障害などの合併症のリスクが高いとされています。

「まずなるべく正期産(37週以降の分娩)となるように対応しますが、感染兆候があれば“赤ちゃんをレスキューする”意味で分娩を誘発する場合もあり、なければ分娩を抑制する場合もあります。赤ちゃんの肺の成熟やその他の状態などと総合的に見て、個別に最善の対応をします」(松峯先生)

高位破水した際の対処(治療)

破水した位置にかかわらず入院となり、経過観察や検査結果による治療など必要な対応がなされます。中でも前期破水の場合は必ず感染症を予防するための治療が行われます。

まとめ

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「高位破水」は羊水の出方が「低位破水」とは違い、気づきにくいようですが、いずれの場合も、破水が起きたら早急に何らかの対応が必要な状態ということです。下着のぬれなどから破水かもしれないと思った場合は、すぐに産科に連絡し、指示に従って行動してください。(文・構成:下平貴子、監修:松峯美貴先生)

※画像はイメージです

参考文献
[*1] 「病気がみえるvol.10 産科」(メディックメディア),p246
[*2] 「病気がみえるvol.10 産科」(メディックメディア),p34
[*3] 「病気がみえるvol.10 産科」(メディックメディア),p182
[*3] 「病気がみえるvol.10 産科」(メディックメディア),p172

※この記事は、マイナビウーマン子育て編集部の企画編集により制作し、医師の監修を経た上で掲載しました

※本記事は子育て中に役立つ情報の提供を目的としているものであり、診療行為ではありません。必要な場合はご自身の判断により適切な医療機関を受診し、主治医に相談、確認してください。本記事により生じたいかなる損害に関しても、当社は責任を負いかねます

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