子育て情報『【医師監修】アトピー性皮膚炎ってうつるの? 病気になる原因とケアの方法を教えて!』

2020年5月22日 08:12

【医師監修】アトピー性皮膚炎ってうつるの? 病気になる原因とケアの方法を教えて!

目次

・アトピー性皮膚炎はどんな病気?
・1)乳児期(2歳未満)
・2)幼児期・学童期(2~12歳)
・3)思春期から成人(13歳以上)
・子どもに多く、成長とともに割合は減っていく
・アトピー性皮膚炎はなぜ起こるの?
・もともとなりやすい体質がある
・皮膚のバリア機能に異常がある
・アレルギーを起こす物質が体に入り込む影響
・その他、症状を悪化させる要因
・アトピーは他人にうつるの?
・アトピー性皮膚炎は、他人にはうつらない
・アトピー対策を教えて!
・塗り薬
・飲み薬
・保湿剤
・家庭でのケアはどうすればいい?
・薬を塗るタイミング
・お風呂
・住環境
・服装
・運動
・まとめ
【医師監修】アトピー性皮膚炎ってうつるの? 病気になる原因とケアの方法を教えて!
この記事の監修ドクター 大越陽一先生
杏林大学医学部卒業、杏林大学医学部小児科学教室任期助教、埼玉県立小児医療センター循環器科医長を経て現在アルテミスウィメンズホスピタル小児科部長。小児科専門医

アトピー性皮膚炎はどんな病気?

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アトピー性皮膚炎は、いったい何歳頃から、体のどこに、どのような症状で現れてくるのでしょうか。実は、年齢によって症状や現れる場所は変わってきます[*1]。

1)乳児期(2歳未満)

2歳未満までは、最初に頬、額や頭が乾燥し、赤みを帯びることで症状が始まります。この赤みが強まっていくと、かゆみのあるブツブツ状の盛り上がり(丘疹)ができます。これをかいてしまうと、じゅくじゅくと汁が出たり、かさぶたができたりします。

この丘疹はそのうち耳や口のまわりやあごなど、顔全体に拡がっていきます。 その後、首、脇の下、ひじの内側、ひざの裏側などのこすれやすい部分にじゅくじゅくした赤い斑点ができ、さらに胸やお腹、背中、手足にも赤い斑点や丘疹ができます。

2)幼児期・学童期(2~12歳)

幼児期以降には、顔の発疹は減り、そのかわりに首、ひじやひざの内側、脚の付け根(鼠けい部)、手首、足首などの発疹が増えます。重症になると、顔面、手足にも発疹が拡がります。

これらの発疹をかくと、ただれからかさぶたができてははがれ、その繰り返しによって肘や膝、手足の皮膚がごわごわと固くなったり、かゆみのある皮膚の盛り上がりができたりします。 胴体や手足の肌は乾燥し、毛穴のところが鳥肌のように盛り上がることもあります。

3)思春期から成人(13歳以上)

思春期以降は、顔や首、胸、背中などの上半身の症状が強くなる傾向があります。よくあるものは顔面から首に症状が強く出るタイプ、そしてかゆみの強い丘疹が胴体や手足にたくさんできるタイプです。重症化して皮膚の赤みが全身に拡がることもあります。

子どもに多く、成長とともに割合は減っていく

実は、アトピー性皮膚炎は一般に乳幼児・小児期に発症することが多いのですが、成長するにつれて患者数は減少していきます。1992年~2002年の10年間における、国内での皮膚科医の健診によるアトピー性皮膚炎有症率調査に関する報告の解析では、年齢別の有症率は、乳児で 6~32%、幼児で 5~27%、学童で 5~15%、大学生で 5~9%という結果が出ました[*1]。

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