子育て情報『【医師監修】子供の便秘のサインと危険な便秘の見分け方、予防法と対処法』

2020年6月7日 17:03

【医師監修】子供の便秘のサインと危険な便秘の見分け方、予防法と対処法

目次

・そもそも「便秘」とは?
・「慢性便秘症」では、どの程度うんちが出ない?
・4歳未満の場合
・4歳以上の場合
・子供の便秘は珍しい?
・他の子の排便回数はどのくらい?
・なぜ便秘になるの?
・うんちが出るメカニズム
・便秘のタイプ
・習慣性(特発性)の便秘の原因
・育児、生活状況の問題
・便量の減少と乾燥
・排便時の痛み
・便秘の悪循環
・何か病気があって便秘を起こしている場合
・大人とは違う子供の便秘の特徴
・子供の便秘の治療の鍵は親の理解
・こんな仕草は便秘かも!
・便秘の対処法
・こんな場合はまず医療機関へ
・ご家庭でもできる予防・対処法
・生活習慣の改善
・適量の水分摂取
・トイレの環境を整える、トイレに十分時間をかける
・トイレットトレーニングの中止
・便通を促すマッサージと肛門の刺激
・医療機関での治療
・まずは便のつまりを取り除く
・続いて薬物治療
・排便日誌をつけてみよう
・まとめ
【医師監修】子供の便秘のサインと危険な便秘の見分け方、予防法と対処法
この記事の監修ドクター 梁尚弘先生
りょうキッズクリニック(埼玉県所沢市)院長。平成10年順天堂大学卒業後、日本大学小児科研修医、沼津市立病院小児科、横須賀市立市民病院小児科、日本大学小児科助教、瀬戸病院小児科医長を経て現在に至る。小児科専門医。

そもそも「便秘」とは?

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「便秘」という言葉は古くから一般的に使われてきた言葉ですが、人によって定義や捉え方が少し異なることもあります。医学的には、便秘は「本来体外に排出すべき糞便を十分量かつ快適に排出できない状態」とされ、病気や症状を指すのではなく、「状態」を指す言葉として定義されています[*1]。
このような状態として具体的には、子供の場合、例えば排便時の肛門の痛みで泣き出したり、いきんでも排便できなかったり、肛門が切れて血が出るような場合が当てはまります。

「慢性便秘症」では、どの程度うんちが出ない?

4歳未満の場合

少し専門的になりますが、4歳未満の子供の場合、以下の項目の少なくとも2つが1ヶ月以上続いていると「慢性便秘症」と診断されます[*2]。

1.1週間に2回以下の排便
2.トイレでの排便を習得した後、少なくとも週に 1 回の便失禁
3.過度の便の貯留の既往
4.痛みを伴う、あるいは硬い便通の既往
5.直腸に大きな便塊の存在
6.トイレが詰まるくらい大きな便の既往

なお、乳児では排便が週2回以下、あるいは硬くて痛みを伴う排便で、かつ上記うち少なくとも1つがある場合、便秘とみなされます。

4歳以上の場合

一方、4歳以上の小児では、少なくとも2ヶ月にわたり週1回以上の頻度で、下記の項目の2つ以上に当てはまり、かつ過敏性腸症候群の基準※を満たさないこととされています。

1.1週間に2回以下のトイレでの排便
2.少なくとも週に1回の便失禁
3.便を我慢する姿勢や過度の自発的便の貯留の既往
4.痛みを伴う、あるいは硬い便通の既往
5.直腸に大きな便塊の存在
6.トイレが詰まるくらい大きな便の既往

※過敏性腸症候群とは上記の診断基準にある「過敏性腸症候群の基準を満たさないこと」の「過敏性腸症候群」とは、次のような状態から診断される病気です。最近3ヶ月間、月に4日以上腹痛が繰り返し起こり、次の項目の2つ以上があること。・排便と症状が関連する・排便頻度の変化を伴う・便性状の変化を伴う期間としては6ヶ月以上前から症状があり、最近3ヶ月間は上記基準をみたすこと

子供の便秘は珍しい?

子供の便秘は決して珍しいものではなく、10人に1人かそれ以上の頻度と考えられています[*3]。

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