子育て情報『【医師監修】「妊娠後期の貧血」の症状と対処法。食べ物で鉄分を摂るには?』

【医師監修】「妊娠後期の貧血」の症状と対処法。食べ物で鉄分を摂るには?

「妊娠後期」は「貧血」になりやすい

目次

・「妊娠後期」は「貧血」になりやすい
・貧血の症状
・「貧血」でよくある症状
・貧血の基準
・貧血と治療
・普段から鉄分を十分に摂って貧血予防を
・「妊娠後期の貧血」で「赤ちゃんに影響」はあるの?
・貧血の程度により影響のある場合も
・妊娠後期の貧血に関する悩みQ&A
・鉄分豊富な食べ物って何があるの?
・妊娠中の鉄の摂取推奨量は?
・鉄分豊富な食べ物リスト[*5, 6]
・鉄分の摂取量や吸収を高めるテクニック
・貧血予防で妊娠中に市販のサプリメントを飲んでもいいの?
・まとめ
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妊娠すると、赤ちゃんや胎盤の成長・維持に必要なので妊婦さんの血液量は増えます。ただし、液体成分(血しょう)に比べて、赤血球の増加する量が少ないので「血液が薄く」なります。これは「水血症」といって、妊娠すると起こる正常な変化です。

妊婦さんの血液量は、妊娠中期から急増し、妊娠36週(妊娠10ヶ月)ごろがピークとなります。つまり、「妊娠後期(妊娠28週~出産予定日前まで)は、妊娠期間中でもっとも妊婦さんの血液量が増加している」時期なのです。このころの血液量は、妊娠していない時のおよそ1.5倍にもなります[*1]。

「貧血」とは「血液中に赤血球が不足することで、体の組織に十分な酸素を届けられない」状態のことです。ここまでで説明したとおり、妊婦さんは血が薄まりやすく貧血になりやすいのですが、妊娠後期はその傾向がさらに強まるでしょう。

貧血の症状

「貧血」になるとどんな症状が現れるのでしょうか。

「貧血」でよくある症状

☑ めまい、立ちくらみ
☑ 動悸、息切れ

ただし、貧血が徐々に進行するとこうした症状が出なかったり、気づかなかったりすることがあります。実際、妊婦さんの貧血は無症状なことも普通で、重い貧血になってようやくこうした症状が現れることも多いようです。

貧血の基準

妊娠中の貧血(妊娠性貧血)の多くは、赤血球を作るのに必要な鉄分が不足することで起こる「鉄欠乏性貧血」で、血液検査で下記の数値となったときに診断されます[*2]。

☑ ヘモグロビン(Hb)値:11g/dL未満
または
☑ ヘマトクリット(Ht)値:33%未満

妊婦健診では、一般的に妊娠初期、中期、後期の計3回、血液検査でこれらの数値などを計測し、貧血でないか確認しています。なお、まれに鉄欠乏性貧血が原因ではない場合では、別の検査が必要なこともあります。

貧血と治療

妊婦健診などで貧血と診断されたら、処方された鉄剤を内服するか、食事からできるだけ多くの鉄分を摂取するための栄養指導を受け、治療することになります。

普段から鉄分を十分に摂って貧血予防を

ほぼ毎月のように生理で血液が失われる女性は、男性に比べて貧血になりやすいことがよく知られています。妊娠するとさらに貧血になりやすくなるので、女性はとくに普段から鉄分を意識して摂取しておくことが大切です。

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