子育て情報『【医師監修】妊娠後期に陰部が痛い! 痛みの理由と対処法』

【医師監修】妊娠後期に陰部が痛い! 痛みの理由と対処法

どうしてデリケートな部分が痛む?

目次

・どうしてデリケートな部分が痛む?
・可能性があると考えられる原因は?
・痛む場所でわかる「恥骨痛」
・痛むタイミングでわかる「膀胱炎」
・妊娠中に膀胱炎、腎盂腎炎などが起こりやすい3つの理由
・痛がゆくなることが多い「カンジダ腟炎」
・ほかにもある痛みの原因
・ヘルペス
・陰部静脈瘤
・まとめ
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陰部の痛みには多様な原因が考えられ、単純ではありません。

松峯先生によると、そもそも妊婦さんの表現も多様で「陰部」を「おまた」「デリケートゾーン」などと言う人も多く、同じ言い方でも痛みを感じている場所が違うことが往々にしてあるとのこと。ですから、医師が原因を特定するときには、まずはそれぞれの症状の聞き取り(聴診)を丁寧に行ったうえで、患部の視診、そして必要に応じた検査をすることになります。

可能性があると考えられる原因は?

松峯先生のクリニックを訪れる妊娠後期の妊婦さんから訴えが多い「陰部の痛み」は、頻度が多い順に次の通りです。どのケースも症状の聞き取り(聴診)と視診、検査によって診断がつくので、診断後すぐに治療やケアが始められます。

痛む場所でわかる「恥骨痛」

赤ちゃんが大きくなり、骨盤、特に「恥骨(骨盤を構成する骨のひとつ)」辺りを圧迫することから痛みを感じます。痛い場所が「恥骨」または「恥骨結合(左右の恥骨をつなぐ軟骨)」部分とはっきりしているのが特徴です。

松峯先生:
「この場合、立ち仕事をしているときに痛いと訴える妊婦さんが多いので、立ちっぱなしを避け、こまめに休憩をとるようにアドバイスをしています。骨盤ベルトの利用で痛みが軽減する人もいます。ただし骨盤ベルトは正しい位置に、適度な圧迫があるようにつけなければ逆効果になってしまいます。最初は主治医や助産師さんのアドバイスを受けて利用しましょう」

痛むタイミングでわかる「膀胱炎」

急性の膀胱炎は、主に大腸菌による尿路感染症の1種です。尿路感染症は膀胱炎や腎盂腎炎など、腎臓、尿管、膀胱、尿道に起こる感染症のことで、膀胱炎の場合は、排尿するときに痛むのが特徴。トイレに行った後の残尿感も強まります。頻繁に排尿したくなる(頻尿)、尿の濁り、下腹部の不快感といった症状もあります。

女性は尿道が短く膀胱まで細菌などが入り込みやすいので、膀胱炎になるのは珍しいことではありません。ただ、感染が膀胱から腎臓に及ぶ「腎盂腎炎」になると発熱などの全身症状が出て、敗血症性ショック(細菌感染による重大な臓器の障害)から、妊婦さんでは切迫早産、前期破水などを引き起こすリスクがあります。妊婦さんの場合はとくに、尿路感染症は予防と共に早期発見・早期治療が大切です。

妊娠中は次の3つの理由から尿路感染症になりやすいので、排尿痛などの症状があったらすぐに受診しましょう。

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