子育て情報『【医師監修】妊娠後期に動悸・息切れする原因とセルフケア』

【医師監修】妊娠後期に動悸・息切れする原因とセルフケア

妊娠後期の動悸や息切れはなぜ起こる?

目次

・妊娠後期の動悸や息切れはなぜ起こる?
・血液の量が増えて、心臓の負担が増す
・呼吸が浅くなり、回数が増える
・貧血によっても動悸・息切れを感じやすい
・動悸や息切れがしたら治療する?
・動悸や息切れを緩和するセルフケア
・息を吐き切る腹式深呼吸
・ヨガやスイミングで深呼吸&リラックス
・貧血を防ぐセルフケア
・妊婦健診を受ける
・貧血を防ぐ食事
・まとめ
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妊娠中の動悸や息切れには次のようにいくつかの理由があり、複合的に影響して起こります。どの理由も妊娠による生理的な体の変化で、「動悸」「息切れ」を感じることは一般的なことと言えます。

血液の量が増えて、心臓の負担が増す

妊娠すると体内を巡る血液量が増えるので、1分間に心臓から全身に送り出す血液の量(心拍出量)が増えることになり、心臓の負担が増えます。感じるドキドキ(動悸)は、心臓が普段以上にはたらいている鼓動です。

呼吸が浅くなり、回数が増える

赤ちゃんが育ち、子宮が大きくなるにつれ、横隔膜を押し上げます。すると呼吸は自然に浅い呼吸(胸式呼吸)になってしまいます。そもそも横隔膜が押し上げられることにより、肺も潰れたようになり、出産するまで一時的に体積が小さくなっています。こうしたことからハァハァと荒い呼吸(息切れ)が増えます。

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妊娠が進むと呼吸の仕方にも変化がみられます。

また、妊娠の進行と共に酸素を必要とする量が増え、ホルモンの作用で呼吸する回数も自然に増えることもあって、息切れを感じやすくなります。

貧血によっても動悸・息切れを感じやすい

妊娠が進むと赤ちゃんへの血流と鉄分供給が増えるので、鉄が不足しやすく、鉄欠乏性貧血になりやすい状態です。

そもそも全身に酸素を送る「ヘモグロビン」は鉄分を多く含む色素で、鉄分が不足するとヘモグロビンも減少し、酸素の運搬能が低下して、息切れしやすくなります。

以上のようなことから妊娠期間中、お腹が大きくなるに従って動悸や息切れを感じる人は増えます。

妊娠8ヶ月(28〜31週)には心拍数が最大になり、妊娠36週ごろ(妊娠10ヶ月の1週目)には血液循環量が最大となって貧血状態になりやすいため、妊娠後期は動悸や息切れが激しくなる時期です[*1]。

松峯先生:
「特に妊婦さんが肥満の場合、心臓にかかる負担がより大きくなるため、動悸などの苦しさはより強くなってしまうことがあります。妊娠中に適正体重を保つことは、心臓への負担を増やさないためにも大切なことなのです」

動悸や息切れがしたら治療する?

ほとんどの場合、動悸や息切れの原因は妊娠によって起こる体の生理的な変化のため、薬の必要な貧血を除けば、治療などは基本的に行われないでしょう。なるべく楽に過ごせるように、生活上で工夫をすることが大切です。

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