子育て情報『【医師監修】出産で痔になった時の対処法と6つのホームケア』

2020年8月25日 17:43

【医師監修】出産で痔になった時の対処法と6つのホームケア

松峯先生:
「重症化した痔の痛みはとてもつらいものです。適切なタイミングで治療をするためにも、1人で悩まないでください!」

どんな治療?

一般的に痔の治療は、「保存療法」と言って、生活の中で悪化させない工夫について指導を受け、腫れや痛み、出血をやわらげる薬物療法で経過を見ることが基本となります。

松峯先生:
「一般的な痔の薬物療法では内服薬と塗り薬が利用されますが、一部、妊娠中は使用できない薬もあります。そして、できてしまった痔の治療には時間がかかるので予防が肝心です。

後に紹介する『ホームケア』は予防法でもあるので、特に妊娠後期から産褥期(産後6~8週までの時期)には気をつけてください。

痔核の肛門外への脱出がひどい場合や、保存的治療では改善しない、痛みによって生活に支障があるなどといった場合には手術が検討されることもあります」

分娩時に痔が分かったら?

分娩の際、痔核が外に出るなどして痔が発見されることはよくあることのようです。松峯先生は塗り薬を処方し、1ヶ月健診で診察すると多くの場合は症状が改善していると話します。

松峯先生:
「基本的には、1ヶ月健診の際に改善していない場合は肛門の専門医に引き継ぎます。ただし退院後、痛みが強く、生活に支障がある場合は1ヶ月健診を待たずにまずは産科を受診してもらっています。

なぜなら、このころは産褥期で、子宮が非妊娠時の状態に回復する『子宮復古』の過程であり、悪露も出ている時期だからです。肛門科など専門医を受診する前に、産科で子宮復古の状態を確認してもらうとともに、専門医受診のタイミングについても産科の主治医からアドバイスを受けるのがよいのではないでしょうか」

ホームケアでできること

痔の予防や重症化予防には、次のようなことに気をつけることが勧められています[*1]。

・毎日の食事で十分に食物繊維をとり、水分をとる

・アルコールの過剰摂取はNG
(そもそも妊娠中のアルコール摂取はNG。また、授乳中も制限あり)。

・排便時にいきみ過ぎない。便秘でも、長い時間、便器に座り続けるのは避け、便意をもよおしたときに我慢しないで短時間で済ませる

・座りっぱなしなど同じ姿勢でいることを避け、適度に体を動かし、特に骨盤内や肛門周囲の血流を促す

・体(特に下半身)を冷やさない
(温めると痛みと腫れがやわらぐこともある)

・排便後に拭くとき、痔核に大腸菌がつくなどすると感染症の原因になることもあるので、肛門周囲の清潔を保つ

まとめ

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産後のマイナートラブルの1つとも言える「痔」

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