子育て情報『【医師監修】赤ちゃんの頭皮が乾燥でカサカサ! 適切なケアを教えて!』

2020年8月17日 17:12

【医師監修】赤ちゃんの頭皮が乾燥でカサカサ! 適切なケアを教えて!

赤ちゃんの頭皮が乾燥するのはどうして?

目次

・赤ちゃんの頭皮が乾燥するのはどうして?
・皮膚のバリア機能が未熟だから
・赤ちゃんの肌は皮脂が少なく乾燥しやすい
・とくに生後4~5ヶ月はもっとも皮脂が少ないころ
・「乳児脂漏性皮膚炎」で頭皮がカサカサした感じになることも
・赤ちゃんの頭皮の乾燥対策はどうすればいい?
・入浴で清潔にしたら「できるだけ早く保湿する」
・低刺激の頭髪用シャンプーで洗う
・乳児脂漏性皮膚炎の場合は、とくに丁寧に皮脂を落とす
・その他の注意点
・病院に連れて行く目安は?
・まとめ
92347064


赤ちゃんの頭皮が乾燥しやすい理由として、考えられる原因をいくつか説明します。

皮膚のバリア機能が未熟だから

赤ちゃんの頭皮が乾燥するのは決して珍しいことではありません。乾燥肌は皮膚の「バリア機能」が未熟なことで起こります。バリア機能とは、「ほこりや菌などが皮膚に入り込むのを防ぐ」とともに、「皮膚内の水分が過剰に体外に出ていくのを防ぐ」こと。このバリア機能で重要な役割を担っているのは、皮膚の表層にある「角質層」です。

赤ちゃんの角質層は、大人に比べて、細胞内にある天然保湿因子(アミノ酸)や、細胞同士をつなぐ細胞間脂質(セラミド)などが少ないので、水分を保持する働きが弱く、十分な保湿機能を発揮することができません。

また、そもそも、子供の皮膚は大人よりも薄く、部位によっては成人の1/2~1/3の薄さしかありません。そのことも、赤ちゃんの皮膚が刺激に弱く、バリア機能が未熟な原因といえるでしょう。

赤ちゃんの肌は皮脂が少なく乾燥しやすい

また、角質層のもっとも表層にある「皮脂膜」も、皮膚がバリア機能を発揮するとき重要な役割を果たします。皮脂膜は、皮脂腺から分泌された皮脂と、汗腺から分泌された汗などが混じりあってできたもので、肌表面から水分が蒸発しすぎることを防ぎ、肌のうるおいを保ちます。皮脂膜ができるためには、十分な皮脂の分泌が必要です。

ただ、赤ちゃんの場合、性ホルモンの影響で、新生児期の皮脂の分泌は極めて盛んなのですが、生後1ヶ月をピークに2~3ヶ月で低下し、6ヶ月で低下は落ち着くものの、それから思春期まで皮脂の分泌量は低い状態が続きます。つまり、皮脂膜も大人より弱い状態なのです。

とくに生後4~5ヶ月はもっとも皮脂が少ないころ

生後4~5ヶ月になると皮脂が少なすぎるために、「皮脂欠乏性湿疹」という乾燥による湿疹になる赤ちゃんが増えます。特に生後3ヶ月頃が冬の寒い時期にあたると、空気の湿度が低いためにさらに乾燥しやすくなります。また、次項で詳しく説明する「脂漏性皮膚炎」の治療や予防のために洗浄力の強い液体石鹸などを使っていると、ますます乾燥がひどくなることもあります。皮脂欠乏性湿疹になると皮膚のバリア機能が損なわれてしまい、乾燥で角質がはがれて皮膚の表面がカサカサになります。ときには白い粉をふいたようになったり、ひび割れができたりすることも。

関連記事
新着子育てまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
instagram
instagram
twitter
twitter
YouTube
YouTube
上へ戻る

Copyright © 1997-2020 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.