子育て情報『【医師監修】赤ちゃんが脱水症になりやすい3つの理由と気づくポイント』

2020年8月18日 17:15

【医師監修】赤ちゃんが脱水症になりやすい3つの理由と気づくポイント

赤ちゃんは大人より脱水症になりやすい

目次

・赤ちゃんは大人より脱水症になりやすい
・理由1:体の中の水分量は大人より多いものの失われやすい
・赤ちゃんの水分は失われやすい「細胞外液」が多い
・体が小さいので影響が大きい
・理由2:成長のために大人より必要とする水分量も多い
・理由3:内臓の機能などが未熟なために脱水になりやすい
・赤ちゃんはどんなときに脱水症になりやすいの?
・大量の発汗、発熱時、下痢・おう吐が続くとき
・赤ちゃんの脱水症状はどんなもの?
・こんなときはすぐに受診して!-注意したい赤ちゃんの脱水症状ー
・時間外や休日でもすぐに受診!
・診療時間内に受診
・赤ちゃんが脱水症かもしれない場合はどうすればいい?
・経口補水液をあげましょう
・経口補水液の与え方
・まとめ
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人間の体は、水分補給が適切に行われなかったり、体からいつもよりも多くの水分が失われたりすると、体に大きな変調が現れます。これを脱水症といいます。特に赤ちゃんは大人よりも脱水症になりやすいので、注意が必要です。それはなぜなのでしょうか。いくつか理由を説明します。

理由1:体の中の水分量は大人より多いものの失われやすい

人間は年を取るとともに体の水分の量が減っていきます。つまり、赤ちゃんは大人よりも体の中の水分量が多いです。水分量の割合は新生児の場合体重の約80%、乳児では約70%、そして大人は約60%と言われています[*1]。

赤ちゃんの水分は失われやすい「細胞外液」が多い

「もともと大人より水分量が多いのなら脱水しにくいのでは?」と感じるかもしれませんが、実は赤ちゃんの体にある水分は大人よりも失われやすいものが多いのです。

体内の水分は「細胞外液」と「細胞内液」に大きく分類することができます。「細胞内液」とは細胞の中にある水分で、「細胞外液」は細胞と細胞の間にある水分や血液、リンパ液、胃や腸内の消化液などです。新生児や乳児は細胞内液より「細胞外液の割合のほうが大きい」のですが、これは体外に出やすい水分が多いということです。

大人は、水分のうちの40%が細胞内液で、細胞外液は20%です。しかし、新生児は、水分のうちの35%が細胞内液で、45%が細胞外液。乳児では細胞内液は40%、細胞外液は30%です[*1]。赤ちゃんは大人よりも体内の水分に占める細胞外液の割合が多いため、それだけ水分が体外に出やすいのです。

体が小さいので影響が大きい

なお、脱水症の重症度は体重減少の度合いによって分けられます。乳児の場合、体重減少が5%未満のときが軽度、5~10%が中等度、10%より多い場合は重症となります[*1]。

たとえば体重6,000gの赤ちゃんが、120ccの嘔吐を3回すると、120×3=360ccが体の外に出ていくことになります。これをおよそ360gということにすると、体重の6%ほどの重さを占めることになります。もし、この状態で赤ちゃんが水分をとらなければ、体重の6%が失われてしまうことになり、中等度の脱水症になるのです。たった3回嘔吐を繰り返しただけで中等度の脱水症になってしまうのですから、いかに赤ちゃんが脱水症になりやすいかがよくわかるのではないでしょうか。

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