子育て情報『【医師監修】赤ちゃんのでべそ(臍ヘルニア)の原因・症状・治療について』

2020年9月25日 17:19

【医師監修】赤ちゃんのでべそ(臍ヘルニア)の原因・症状・治療について

赤ちゃんはどうして「でべそ」になるの?

目次

・赤ちゃんはどうして「でべそ」になるの?
・付け根の傷跡で皮膚が押し上げられるから
・「でべそ」と「臍ヘルニア」はどう違うの?
・臍ヘルニアは治療が必要なの?
・90%は2歳までに自然に治ります
・ヘルニアが小さければ圧迫療法が効果的
・1~2歳で治らなければ手術に
・まとめ
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付け根の傷跡で皮膚が押し上げられるから

おへそは、赤ちゃんが生まれた時にへその緒を切った傷跡が治るとともに縮んでへこみ、できます。

ただし、へその緒を切った後、つけ根部分の傷跡によりおへその皮膚が押し上げられると、いわゆる「でべそ」になります。この状態は「臍突出症」とも呼ばれています。

これとは別に「臍ヘルニア」という言葉を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。
「ヘルニア」というと、「椎間板ヘルニア」や「鼠径ヘルニア」を連想する人もいるかもしれませんね。

ヘルニアというのは、「体内の何かが本来あるべき場所からはみ出ている状態」のことを言います。「臍ヘルニア」の場合は、おへその付け根の下が閉じずに、お腹に収まっているべきものがおへそからはみ出ているのでそう呼ばれています。

赤ちゃんが「でべそ」だと、「もしかして臍ヘルニア?」と不安になることがあるかもしれません。これらはどのように異なるのでしょうか?もう少しくわしく見ていきましょう。

「でべそ」と「臍ヘルニア」はどう違うの?

おへそがちょっぴり出ていても、臍ヘルニアではない場合もあります。
でべそ(臍突出症)と臍ヘルニアの違いを見てみましょう。

【医師監修】赤ちゃんのでべそ(臍ヘルニア)の原因・症状・治療について


正常なおへそ、でべそ(臍突出症)、臍ヘルニアのイメージ[*1]

イラストをみればわかるように、でべそも臍ヘルニアも、見た目でおへそが盛り上がっているのは同じですが、何が出ているのかが少し異なります。

最初に説明したように、へその緒のつけ根部分の傷跡によって、おへそが出っ張っているのが「でべそ(臍突出症)」。一方、このつけ根部分より下に穴が開いており(ヘルニア門)、お腹の中から腸などが飛び出してしまうと、「臍ヘルニア」になります。

ただ、赤ちゃんによっておへそがでっぱっている状況はさまざまなので、この2つは医学的にはっきりと区別されているわけではなく、基本的にはでべそ(臍突出症)も臍ヘルニアの一種という位置づけになっています。

なお、でべそ(臍突出症)は傷跡が盛り上がっているだけなので、健康上の問題はありませんが、見た目が気になる場合は手術をすることもできます。このあとくわしく紹介しますが、臍ヘルニアであっても多くの場合、成長とともにおへその下の穴はふさがっていくので、あまり心配はいりません。新生児の赤ちゃん10人のうち約1人が臍ヘルニアというほどありふれたものですが、低体重で生まれた赤ちゃんの場合は臍ヘルニアになる確率がさらに高くなると言われています[*2]。

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