子育て情報『【医師監修】新生児の黄疸!原因や心配な症状と検査方法』

2020年10月20日 16:30

【医師監修】新生児の黄疸!原因や心配な症状と検査方法

新生児の黄疸は珍しくない

目次

・新生児の黄疸は珍しくない
・ほとんどの新生児でみられる
・新生児に黄疸が出やすい理由
・赤血球の入れ替わりが早い&肝臓が未熟だから
・理由1:新生児の赤血球は入れ替わりが早い
・理由2:まだ肝臓が未熟で処理が追い付かない
・心配のない黄疸の特徴
・入院・治療することがあるのはなぜ?
・病気による黄疸が疑われる場合もあるから
・脳性麻痺を予防するため
・新生児黄疸ではどんな検査・治療をするの?
・新生児黄疸の検査
・新生児黄疸の治療
・黄疸が続くときは
・母乳が新生児の黄疸に関係する?
・胆道閉鎖症のチェックを
・まとめ
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実は新生児の黄疸はよくあること。赤ちゃんの体が、ママのお腹の外の環境に適応するために起こる生理的なものです。

ほとんどの新生児でみられる

「黄疸」とは、血液の中に「ビリルビン」という物質が増えることで、全身の皮膚や粘膜、白目などが黄色くなることです。

生理的な黄疸はほとんどの新生児にみられます。多くは生後2~3日でみられるようになり、4~5日でピークを迎え、その後1~2週間ほどで自然に消えていきます[*1]。

その程度は、黄色が強かったり赤みがかっていたりと、赤ちゃんによって異なります。

新生児に黄疸が出やすい理由

新生児に黄疸が出ることが多い理由は、大きく2つあります。

赤血球の入れ替わりが早い&肝臓が未熟だから

理由1:新生児の赤血球は入れ替わりが早い

黄疸になるのは、体内で「ビリルビン」という物質が増えるから。ビリルビンは赤血球が壊れる際にヘモグロビンが分解されてできる物質です。

実は、新生児は大人より血液中の赤血球の数が多いのですが、そのうえ、赤血球が分解されるのも早く、ビリルビンが増えやすい状態なのです。

理由2:まだ肝臓が未熟で処理が追い付かない

赤血球が壊れてできたビリルビンは、血液によって肝臓に運ばれ、肝臓でつくられる胆汁となって十二指腸に分泌されたのち、うんちに混ざって体の外へ排出されます。

赤ちゃんの体内で増えたビリルビンは、胎児のころは胎盤を通して母体に運ばれ、ママの肝臓で上記のように処理されていましたが、出生してからは自力で体外へ出さなければなりません。ところが新生児の肝臓は未熟なので、血液中に増えたビリルビンを処理して排出する機能が追いつかないのです。

ほかにも理由はありますが、ほとんどの新生児に黄疸が見られるのはおもにこの2つが原因となっています。こうして起こる黄疸は、病気で起こる黄疸と区別して「生理的黄疸」と呼ばれています。

心配のない黄疸の特徴

「生理的黄疸」の範囲は次のようになっています[*1]。

・生後24時間以内に現れない
・血清ビリルビン値の上昇が1日5mg/dLを超えない
・血清ビリルビン値が15mg/dLを超えない
・抱合型(直接型)ビリルビン値が2mg/dLを超えない
・2週間以上続かない

この範囲を超えると、病的黄疸の疑いもあるとされ、検査や治療が行われます。

入院・治療することがあるのはなぜ?

黄疸のために入院や治療が必要となるのは、病気がないかどうか調べ、ビリルビンが増え過ぎることで起こる脳への影響を防ぐためです。

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