2020年10月22日 14:30
「ママがいい!」そんな時はグミとガチャガチャに頼るパパ #共働き夫婦のセブンルール
性格的に、相手に不満やイライラを伝えることが自分にとってのストレスになるから、自分がガマンするほうを選んじゃいます。それでストレスが爆発しちゃうことも、ないんですよね」
取材中、終始ニコニコとした笑顔が印象的だった順子さん。ストレスが溜まりすぎないのは、性格的なものだそう。
話を聞いていると、順子さんのストレス耐性の高さと懐の深さには、同じ妻として、母として、うらやましささえ感じてしまう。私は夫や子どもに対して、イライラして急かしてしまうことが多いから。
相手に不平不満をぶつけたとき、あとから後悔してしまったり、そんな自分によけい苛立ってしまったりするのは、誰もが身に覚えがあることだ。それがわかっているからこそ、順子さんは自分で自分の機嫌を取り、夫婦間のバランスを保っているように思えた。
ところで、ちょっと余談。このルールについて話を聞いているときに、面白い瞬間があった。
「子どもに向けて、『次はこれをしないといけないんだよ~』って言うときがあるんですけど、それって実は夫に『次は、これをしないといけないんだからね!気付いて手伝ってね!』っていうサインなんです」(順子さん)
「僕も、子どもに『どうしてこれ片付けてないの~?』とか言うけど、それは実は妻に向けてのメッセージだったりします」(浩二さん)
今まで特に意識はしていなかったけれど、今回の取材で子どもを通した間接的なお願いをお互いにしていたことに気が付いた2人。やっぱり夫婦って似てくるのかも、と私がこっそり心の中で思ったことは内緒だ。
7ルール-4 やりたいことは何でもやらせる
「運動能力を伸ばしてやりたい」
「芸術に触れ合う機会を作ってあげたい」
子どもの将来を一番に考える私たち親にとって、教育に対する考えやしつけのスタンスを夫婦で共有しておくことは大切だ。千野さん夫婦の間では、「子どもがやりたいと言ったことは何でもやらせる」という考え方で一致している。「今はスイミングのほかに、保育園に追加料金を払って習い事をしてくれるカリキュラムがあって、そこで剣道、体操、読み書きを教えてくれる幼児教育の3つを習っています」(順子さん)
それぞれ、息子さん自身が「やりたい」と申告した習い事だ。保育園での習い事は保育中に専門の先生が来て指導してくれるシステムで、千野さん夫婦が付きそう習い事は土曜日のスイミングだけ。
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