ヘビはどうしてあしがないのに動けるの?
これがヒミツ!
おなかにある腹板(ふくばん)
ヘビのからだは、小さなうろこにおおわれています。そのなかで、おなかには、腹板というはばの広いうろこが列のようにならんでいます。
腹板を引っかけて進む
腹板は、前側のうろこが後ろ側のうろこの上に重なっています。そのため、腹板を頭側からしっぽ側になでるとなめらかですが、逆向きになでると引っかかるように感じます。ヘビは、からだの動きで腹板を地面に引っかけながら、すばやく前に進むのです。
種類によって異なる進み方
日本にいるヘビのうち、マムシなどは、おもにからだをのびちぢみさせて腹板を引っかけます。一方、シマヘビなどは、からだをS字型にくねらせながら腹板を引っかけます。
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書籍『1日1ページで身につく イラストでわかる 科学の教養365』について
子どもの好奇心と探求心を育て、パパやママといった大人も楽しめる1冊。身近な科学のギモンを「食べ物」「生き物」「宇宙・地球」「からだ」「しぜん」「もののしくみ」「発明」の7つのジャンルに分け、イラストや図解、クイズを用いてわかりやすく解説。1日1ページ読むだけで科学の知識が自然と身につきます。漢字には全部ふりがながふってあるので、読むのが苦手な子でも安心して読むことができますよ。
監修者プロフィール 千葉和義さん
お茶の水女子大学 理学部生物学科教授、サイエンス&エデュケーションセンター センター長。生物学科の学生や大学院生たちと、ヒトデ卵の減数分裂と受精機構(発生生物学)を研究すると同時に、理科教育と科学コミュニケーションの振興活動に従事している。
(文:『1日1ページで身につく イラストでわかる 科学の教養365』(SBクリエイティブ)より一部抜粋/マイナビウーマン子育て編集部)
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