子育て情報『【知育】アメリカで昔話を読み聞かせする親が46%しかいない理由とは?『ハーバードで学んだ最高の読み聞かせ』』

2021年1月23日 10:00

【知育】アメリカで昔話を読み聞かせする親が46%しかいない理由とは?『ハーバードで学んだ最高の読み聞かせ』

読み聞かせに対する 日米の考え方の違いとは?

目次

・読み聞かせに対する 日米の考え方の違いとは?
・「読み聞かせ=勉強」という考え方が浸透するアメリカ
・アメリカの親は、切実な危機感を持って読み聞かせをする
・次回の内容は……?
・書籍『思考力・読解力・伝える力が伸びる ハーバードで学んだ最高の読み聞かせ』について
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「読み聞かせ=勉強」という考え方が浸透するアメリカ

日米の親子を対象に、読み聞かせのやり方にどんな違いがあるのかを研究していたとき、一緒に調査をしていたアメリカ人の先輩研究者に、こう言われたことがあります。
「日本の親子って、ほほえましいよね」
読み聞かせをするとき、日本の親は子どもを自分の膝の上に座らせたり、横に座らせたりして、子どもの顔をときどきのぞき込んで目を合わせながら、おだやかな雰囲気のなかで絵本を読んでいくのが普通です。
その親子の仲のいい姿が、とてもほほえましいというのです。

では、これと比較して、アメリカの親子の読み聞かせはどうかというと、わかりやすく言えば「勉強」です。

絵本は、ことばを学ぶための教材。読み聞かせは、英語の読み書きができるようになるための勉強。

それが読み聞かせのスタンダードだと思っていたアメリカの研究者からすると、日本の親が子どもを慈しむようにして絵本を読み聞かせる姿は、とてもほほえましく見えたというわけです。

じつは、日本とアメリカの読み聞かせの違いは、この点と関係しています。下記の表の上段ように、アメリカでは、読み聞かせをする親は、はっきりと「絵本はことばを教える教材である」と考えています。
【知育】アメリカで昔話を読み聞かせする親が46%しかいない理由とは?『ハーバードで学んだ最高の読み聞かせ』

読み聞かせを開始する時期も異なります。私が3歳児の母親および、5歳児の母親に行ったアンケートでは中段の表のような結果となりました。
これを見ると、日本の母親は赤ちゃんがことばを発するようになるころから読み聞かせをはじめたと答えたのに対し、アメリカの母親は、それより1年ほどはやく読み聞かせをはじめていることがわかります。

また、「子どもとどんな絵本を読みますか?」という質問にもはっきりと違いが見られました(下段)。
アメリカでは、文字や数字、乗り物といった情報を扱う絵本、物語を読むことが多いのに対し、日本では、このようなタイプの絵本ではなく、『舌切りすずめ』や『桃太郎』といった昔話が多く読まれていることがわかります。
昔話に出てくる倫理観を子どもたちに伝えたいと思っているのでしょう。
一方、アメリカの母親は絵本とことばの発達を関連づけていることがわかります。

アメリカの親は、切実な危機感を持って読み聞かせをする

私は何も「アメリカはこうだから日本人もこうすべきだ」と言いたいわけではありません。

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