子育て情報『【医師監修】手足口病の症状の特徴、他の病気との見分け方』

2020年3月30日 14:59

【医師監修】手足口病の症状の特徴、他の病気との見分け方

目次

・手足口病ってどんな病気?
・ウイルスによる感染症
・子供の夏かぜの主な原因
・どのように感染する︖
・感染しやすい年齢と時期
・手足口病の症状
・基本的な症状
・症状が出るまでの潜伏期間
・手足口病に伴う合併症
・大人の手足口病の症状
・症状が出たときの治療・対処法
・安静にして、水分を十分とる
・医療機関での治療
・自宅では家庭内感染に注意
・幼稚園・保育園はいつまで休む︖
・他の原因による子供の夏かぜとの違い
・プール熱(咽頭結膜熱)との症状の違い
・ヘルパンギーナとの症状の違い
・まとめ
【医師監修】手足口病の症状の特徴、他の病気との見分け方
この記事の監修ドクター 大越陽一先生
杏林大学医学部卒業、杏林大学医学部小児科学教室任期助教、埼玉県立小児医療センター循環器科医長を経て現在アルテミスウィメンズホスピタル小児科部長。小児科専門医

手足口病ってどんな病気?

1164226904


「手や足、口に発疹が出るから『手足口病』」って、少しストレートすぎるような病名の付け方ですが、いったいどのような病気なのでしょうか。

ウイルスによる感染症

冒頭に書いたように、手足口病はウイルスによる感染症です。手足口病の場合は原因ウイルスが1つではなく、いくつかのウイルスが同じような症状を引き起こします。

手足口病の原因ウイルスは主にコクサッキーウイルスA16とエンテロウイルス71で、最近はこれらにコクサッキーウイルスA6というウイルスによるものも増えています。

これらのウイルスは「エンテロウイルス属」というタイプのウイルスで、腸の中で増殖するため「腸管ウイルス」とも呼ばれます。なお、これらのウイルスは手足口病以外の感染症を引き起こすこともあります。

子供の夏かぜの主な原因

手足口病は、国内では子供の夏かぜとして代表的な病気です。
患者さんの9割は6歳未満の子供です[*1]。原因ウイルスがいくつもあるため、一度かかっても違うウイルスに感染し、何度も手足口病になることがあります。

どのように感染する︖

手足口病の感染経路は、飛沫感染(せきや会話中に飛ぶ唾液などによる感染)、接触感染(ウイルスが付着している物に触れることなどによる感染)、糞口感染(便の中に排泄されたウイルスが口に入ることによる感染)が知られています。

とくに、この病気にかかりやすい乳幼児が集団生活をしている保育施設や幼稚園などでは、子供同士の距離が近いため集団感染が起こりやすいです。また、乳幼児ではウイルス未感染であることが多いため、感染した子供の多くが発病します。保育施設や幼稚園で感染した子供から、家庭内で親にうつしてしまうこともあります。

ウイルスの感染力は、症状が現れ始めた最初の週が最も強く、症状が治まった後も唾液の飛沫や鼻水からは1~2週間、便からは数週間~数ヶ月間、ウイルスが排出され続けることがあります[*2]。

感染しやすい年齢と時期

手足口病は毎年、夏を中心に発生し、7月下旬に流行のピークを迎えます。ただし熱帯では季節性があまりなく、日本でも年によっては冬近くまで流行することもあります。

関連記事
新着子育てまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
instagram
instagram
twitter
twitter
YouTube
YouTube
ピックアップ
上へ戻る

Copyright © 1997-2020 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.