子育て情報『子どものおねしょは治療が必要?家庭でできる10の工夫!【パパ小児科医コラムvol.15】』

2019年10月7日 00:00

子どものおねしょは治療が必要?家庭でできる10の工夫!【パパ小児科医コラムvol.15】

をひとつ一つ実践していくことから始めましょう。

1.日中に十分水分をとる

夕食後の水分制限の際に脱水を起こさないために、日中に十分な水分を取っておきましょう。

2.朝食・昼食を十分に摂り、夕食は寝る2時間前には済ませる

食事中にも水分が含まれますので、夕食、とくに寝る直前に食事を多くとると夜の尿量が増えてしまいます。

3.夕食後は水分制限を行う(コップ1杯程度)

水分の制限を行うことで、尿量を減らします。

4.寝る2時間前からの水分摂取は控えめにする

水分を控えめにすれば尿量は減りますが、脱水のおそれがあります。よって一日の水分量はかえずに日中にしっかりとって、夜には控えめにするという方法をとります。夕食以降は極力取らないようにしましょう。

5.寝る前にトイレに行く

水分を制限して、そのうえでしっかりトイレで出し切ることが大切です。


6.遅寝をさける

遅寝をすることで、抗利尿ホルモンのバランスが崩れてしまうのでさけましょう。

7.夜中無理にトイレに起こさない

遅寝をすることと同様に、夜に無理に起こすと抗利尿ホルモンのバランスが崩れて逆効果になってしまいます。ただし、お泊り行事などでどうしてもおねしょを避けたい場合であれば、例外的に夜に子どもを起こしてもらっても大丈夫です。

8.睡眠中に身体が冷えるのをさける

身体が冷えると排尿しやすくなります。そのため冬には夜尿症の症状が出やすくなります。寝ているあいだは冷えないように対策しましょう。

9.塩分を控える

塩分摂取が多いと尿量が増えるため、控えめにしましょう。

10.便秘があれば治療をする

便がたまっていると、お腹の中で膀胱が圧迫されて、尿がたまっても広がることができません。
便秘の治療をすると尿をためることができるようになります。

子どもの自信を引き出すことが治療の鍵!

子どものおねしょは治療が必要?家庭でできる10の工夫!【パパ小児科医コラムvol.15】


日々の習慣を変えることは簡単ではなく、効果はすぐには出ないかもしれません。うまくいきかけても時に逆戻りしてしまうこともあります。でも、そんな時に叱りつけることは逆効果です。できていることを肯定的にとらえほめることでうまくいきます。

夜尿症の治療の目的は何だったでしょうか?

それは「子どもが自分に自信を持てるようにすること」です。その目的を大切にして取り組んでいってくださいね。


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