子育て情報『ママさえ頑張れば「何とかなる」。その思い込みが家族に負担をかけていた』

2016年11月13日 12:06

ママさえ頑張れば「何とかなる」。その思い込みが家族に負担をかけていた

睡眠不足が日中のミスを増やしたり、気力の低下やイライラを招くのは誰しも知っていること。それなのになぜ、「ママなら大丈夫」という思い込みが一般的なのでしょうか。

「体力をつけて育児頑張るね!」これが1人目を子育て中の私の口癖でした。自分の時間はもちろん、食事、トイレ、休憩、睡眠時間も十分とれないけれど、自分さえ頑張れば何とかなる。そう思い込んでましたし、半ば自分に言い聞かせているところもありました。

形だけ見れば何とかなっていたのですが、実際は全くなってなかったのです。

目次

・表面上だけの「何とかなる」
・中身に注目していますか?
・人手が足りない分、文明とサービスに頼る覚悟を
・大事なのは「ママの覚悟と勇気」


ママさえ頑張れば「何とか」なる。その思い込みが家族に負担をかけていた


表面上だけの「何とかなる」

たしかにママが頑張れば、「表面上」は何とかなります。
洗濯物も干せるし、掃除機もかけられるし、子どもを公園に連れて行けるし、夕飯も作れる。「うん、私1人で家事も育児も仕事も何とかなってる。大丈夫」と私も思い込んでいました。

それでも次第に、疑問を抱くように。子どもなら当たり前にするであろう遊びやイタズラを、寛容に見守れず注意してしまう。些細なことでイライラしては、声を荒げて怒る。「それはダメ!こうして!」という押し付け口調ばかりで、子どもの本心を聞き出せない。「もう疲れた…」と言わない日がなく、協力の少ない夫への不満は募り夫婦関係はギスギス。


「『何とか』って何だろう?ほんとうに何とかなってるの?」よく考えたとき、自分の出した答えはNOでした。

中身に注目していますか?

子ども時代は一生に一度しかない、宝物の時間。子どもらしく遊ばせてあげたいし、子どもらしくいさせてあげたい。子どもが自分の好きな遊びに熱中したり、自然体で過ごすのを見守りたい。大人の事情を押し付けず、怒る前にまず子どもの本音を聞き出してあげたい。子どもの良さを観察し、存分に伸ばしてあげたい。

これが私が子育て期に1番大切にしたいことでした。もうそれは、「何とか」という言葉でおさまるレベルではありません。
毎日は忙しく、人手は圧倒的に足りず、親は大人だから子どもの気持ちをわからない。親側が本気で意識しないと、実行は不可能。そして実行には必ず「親の心身の余裕」が必要になってくるのです。

私が「何とかなる」と思い込んでたのは表面上だけ。完璧主義で頑張り屋の性格が災いして、家族(子ども、夫、もちろん自分も)の心はガッタガタだった。そう気付いてとてもショック…でしたが、覚悟ができたのは良いことでした。

人手が足りない分、文明とサービスに頼る覚悟を

ママが心身の余裕を持てないのは、圧倒的に人手が足りないから。

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