【赤ちゃんの鼻掃除】新生児の鼻くその取り方は?奥につまったのはどうしたらいい?

2017年10月12日 19:00
 



赤ちゃんの鼻には、意外に汚れがたまりやすいもの。とはいえ、赤ちゃんの小さな鼻の穴をきれいに掃除してあげるのは容易ではありません。「鼻くそを取ってあげようとしたらもっと奥に入ってしまった…」なんて経験をしたことがあるママも多いのでは? そこで、小さなパーツケアにいまひとつ自信が持てないというママたちのために、鼻掃除のやり方とそのコツをご紹介します!

なぜ鼻くそはたまるの?

赤ちゃんの鼻の粘膜は大人に比べてとっても敏感。自分の身を守るためにちょっとした気温差やホコリなどですぐに鼻水が分泌されます。その鼻水が時間の経過とともに水分が蒸発して鼻くそに変化。花粉の時期やペットの毛なども赤ちゃんの鼻くその原因になります。

赤ちゃんの「鼻くそ」の取り方

小さくて見えにくい赤ちゃんの鼻の穴。誤った方法で行うと、鼻くそをかき出すつもりがあやまって奥の方に入ってしまうことも。赤ちゃんは自分で鼻水や鼻くそを出すことができないので、ケアの際は慎重に。ママは「なにがなんでもきれいにしなきゃ!」と思わず、余裕をもって赤ちゃんに接してあげましょう。

安全にケアするための3つのポイント

①赤ちゃんが動かないように“大判のタオル”でしっかり固定!

パーツケアでいちばん大切なのが、赤ちゃんが動けないように固定すること。大判のタオルで赤ちゃんの体全体をしっかりくるみましょう。
<大判タオルの巻き方>
※写真は赤ちゃんを正面から見て、右側のパーツをケアする場合。左側をケアする場合はタオルの巻き方を逆にします

大判のタオルの上に赤ちゃんを寝かせて赤ちゃんの左手をまっすぐにしてからタオルで固定(写真左)。続けて右手もしっかりくるんで固定します(写真右)

②ケアするパーツを“よく観察”する

パーツケアには角度や明るさが重要。赤ちゃんのパーツは小さいですが、きちんとした角度で、明るさを確保して見れば、ちゃんと奥まで確認できます。この確認ができて初めて、どれくらい汚れているのか、どうやってケアするのかを考えるべき。汚れがきちんと見える場所を確保して。

③ケアをするのは“見えている部分”だけ

完璧に汚れを取ろうとしなくてOK。過剰なケアがかえって赤ちゃんを傷つけてしまう場合も。汚れが見えている部分を無理のない範囲でケアしてあげましょう。

毎日の鼻掃除のコツ

鼻の中に汚れを見つけたら、まずはお湯でしぼったあたたかいタオルで顔と鼻の穴のまわりをふいてあげて。大きなかたまりはピンセットで取り、その後、綿棒できれいにそうじしましょう。

★用意するもの★
綿棒、ピンセット、タオル(ガーゼ)

鼻掃除のやり方

1.お湯でしぼったあたたかいタオルやガーゼで鼻の穴のまわりをふきます。


2.ふやかしきれない大きなかたまりの汚れは事前にピンセットで取り除いておきましょう。


3.次に綿棒。鼻の穴の内側にある出血点からスタートし、穴の外側に沿って綿棒を動かします。


 4.汚れを巻き込みながら綿棒をぐるっと一周させ、出血点の手前まで戻します。


 5.綿棒自体を外側に回しながら手前に引き出します。汚れを巻き込みながら引き出すのがポイント。

赤ちゃんの鼻掃除、ここに注意!

綿棒は回しながら手前に引くこと

鼻の奥に綿棒を入れようとすると、鼻くそはますます奥まで押し込まれてしまいます。綿棒を穴に沿わせて外側に動かし、最後穴から引き出すときに、汚れを巻き込むようにクルクル回しながらするとうまくいきます。「これだけで!?」と思うかもしれませんが、本当にこれだけできれいになるんですよ!

汚れを見つけたときにふき取ってあげるだけでOK

ふだんのお手入れは顔をふくときやお風呂上がりに、鼻の穴のまわりをきれいにふき取ってあげるだけで十分です。鼻の内側の粘膜は傷つきやすいのでむやみに刺激するのはNG。鼻水が多く出るときはなるべく外に出してあげて。

奥につまった鼻くそは「ピンセット」や「吸引器」を上手に利用

大きな鼻くそや綿棒で取り除けない鼻くそは、必要に応じて赤ちゃん用のピンセットで取り除くのが◎。鼻水がたくさん出ている場合は、こまめに鼻水を吸引器で吸い取ってあげることで鼻くそがたまりにくくなります。
★こんな綿棒がオススメ★
◎先がけば立たないもの
◎柄が細すぎないもの
◎小分け包装になっているもの

1本1本小分けになっていると持ち歩きにも便利。1つのボックスに大量に入っているものはほこりや汚れが心配です

赤ちゃんの鼻くその取り方 Q&A

Q.赤ちゃん用の綿棒は細すぎて、汚れを奥に押し込んでしまいます。どうしたらいい?

(S.Sさん&Hちゃん・生後3ケ月)
A.赤ちゃん用の綿棒にこだわる必要はありません。使いやすいアイテムを有効に使いましょう。
赤ちゃんだからといってベビー用綿棒を使う必要はないんですよ。お母さんが使いやすく、赤ちゃんの鼻に合っていれば、どんな綿棒でもOK。ただしけば立ちやすいものは汚れの原因になるので避けましょう。柄が細くしなりやすいものも危ないので控えましょう。

Q.綿棒を使ってケアするときオイルを使ったほうがいいですか?

(M・Fさん&Mくん・生後5ケ月)
A.汚れが十分ふやけていればわざわざオイルを使う必要はありません。逆に汚れの原因になります。
鼻の穴や汚れが乾燥していると綿棒が入りにくいことがあります。そういったときに潤滑油として使うのがオイル。ですから、お風呂上がりで汚れがふやけているときはオイルは必要ありません。ベタベタと油っぽくなり、逆に汚れの原因になってしまうんですよ。

Q.じっとしていてくれないのでミルクタイムにケアしています。大丈夫?

(T.Oさん&Kくん・生後3ケ月)

A.ミルクを飲んでいるから動かないということはありません。しっかり固定することを忘れないで。
ミルクを飲ませながらでも、お母さんがちゃんと固定していれば大丈夫。赤ちゃんは次にどんな動きをするかわかりませんから、事故を予防するためにもしっかり固定しましょう。鼻の奥をつついてしまったり、ときにはミルクでむせてしまうことも。十分注意して。

Q.見えている部分の汚れをちょっと取ろうとするだけで大激怒。どうしたらいい?

(K・Sさん&Hくん・生後10ケ月)
A.赤ちゃんは鼻の中がガサガサして気持ち悪いのかも。綿棒を使わない方法を試してみて。
いきなり綿棒だと赤ちゃんはイヤかもしれませんね。あたたかいタオルで顔全体をふいてあげ、やわらかいティッシュペーパーで見えている部分の汚れを取ってあげましょう。ティッシュペーパーでこよりを作りくしゃみをさせてあげるのもひとつの方法です。

こんなときは病院へ! 赤ちゃんの鼻の病気

鼻症状を伴う代表的な病気は「風邪」

赤ちゃんの鼻のトラブルでもっともポピュラーなのが「風邪」。鼻がいつもより大きな音でズーズーし、それが何日か続く場合は、炎症を起こしている可能性があります。ほかに熱が出たり、うんちがふだんより水っぽくなったりしたら病院へ。
また、黄色や黄緑色の鼻水が続く場合は、風邪以外の病気の可能性もあるので要注意。気になる症状が出たら、病院で診てもらいましょう。

知っておきたい赤ちゃんの鼻の病気

アレルギー性鼻炎

<病気のサイン>
・鼻がつまっている
・水っぽい鼻水が出る
・続けざまに何度もくしゃみをする

<どんな病気?>
最近は子どもにも多くみられるようになった
ハウスダストやカビなどの胞子、羽毛、動物の毛などが鼻の粘膜につくことで起こる鼻炎。発作的に繰り返しくしゃみをしたり、鼻水が出たり、鼻がつまったりするのが主な症状ですが、子どもの場合はくしゃみが少なく、鼻水と鼻のかゆみの強いのが特徴です。乳幼児は鼻がつまってミルクが飲めなくなったり、食事が食べられなくなることも。

<治療方法>
アレルギーの原因となる物質を除去することが最優先
かゆみをやわらげる抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬、抗炎症作用のあるステロイドの点鼻薬などが処方されます。薬の使用と同時にアレルゲンを避けることも大切。部屋の掃除や換気、カーペットや畳をフローリングに替える、ぬいぐるみなどホコリがつきやすいものはこまめに洗って清潔を保つなどのホームケアも重要です。

副鼻腔炎(ふくびくうえん)

<病気のサイン>
・黄色や黄緑色の粘りのある鼻水がずっと出ている
・せきやたんが出る

<どんな病気?>
風邪の後に発症することがほとんど
鼻の両脇にある副鼻腔の粘膜にウイルスや細菌が感染して炎症を起こす病気。副鼻腔にウミがたまるため、黄色や黄緑色の粘りのある鼻水が続きます。鼻づまりがひどくて口で息をする、鼻水がのどにたまってせきやたんが出るなどの症状がみられる場合も。
「急性副鼻腔炎」は、ほとんどが風邪の後に発症。一度かかると風邪のたびに繰り返すこともあるので注意が必要です。
「慢性副鼻腔炎」は、いわゆる蓄膿症のこと。急性副鼻腔炎が慢性化するほか、鼻中隔(鼻腔を左右に分けている骨や軟骨の壁)やポリープ、アデノイド(肥大した咽頭扁桃)、虫歯、アレルギー性鼻炎が関係して発症することもあります。

<治療方法>
完治するまで根気よく治療を
急性も慢性も、鼻水の吸引、薬を空気に混ぜて鼻に送り込む「ネプライザー吸入」、抗ヒスタミン薬や抗炎症薬の服用などが行われます。急性副鼻腔炎をほうっておくと慢性副鼻腔炎に移行したり、中耳炎につながることもあるため、完治するまで根気よく治療を続けることが必要です。

イラスト/しおたまこ

監修

米山万里枝先生東京医療保健大学大学院医療保健学研究科 教授。助産学、周産期医療などのエキスパートとして研究、講師などを積極的に行っている。

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