子育て情報『新生児の鼻づまりの原因は?解消法はどうしたらいいの?』

新生児の鼻づまりの原因は?解消法はどうしたらいいの?

2018年3月29日 07:00
 

目次

・新生児の鼻づまりは何が原因なの?
・赤ちゃんは鼻の穴が小さく、鼻づまりしやすいのです
・新生児が鼻づまりで息苦しそうなときの対処法は?
・鼻水が出ていたら、ふきとってあげましょう
・鼻水を吸ってあげると呼吸が楽になります
・鼻くそがたまっているようなら、綿棒で取り除いて
・こよりでくしゃみをさせて、鼻水を出すのも効果があります
・蒸しタオルを当てたりお風呂に入れたりして、鼻の通りをよくしましょう
・鼻づまりがひどいときは、上半身を起こした姿勢に
・新生児の鼻づまり、予防法は?
・部屋の中が乾燥しないように注意します
・室内もちょうどいい温度に保ちましょう
・新生児の鼻づまりの注意点は?
・鼻の掃除は、入り口付近だけに
・鼻の下は保湿して、かぶれを予防しましょう
・ピンセットを使って鼻くそを取るのは×!
・新生児が鼻づまりになったら、病院に行くべき?
・しばらく様子を見てOKなとき
・病院に行ったほうがいいとき
・うちの子の鼻づまり体験
新生児の鼻づまりの原因は?解消法はどうしたらいいの?


生まれたばかりの赤ちゃんの体は、心細いほど小さくてか弱いので、ささいなことでも気になりますね。特に、鼻がつまって苦しそうにしていると、「大丈夫かな?」と心配になってしまい、少しでも早く解消してあげたくなるでしょう。新生児が鼻づまりになったときのケアや対策方法を知っておくと、安心です。

新生児の鼻づまりは何が原因なの?

赤ちゃんは鼻の穴が小さく、鼻づまりしやすいのです

鼻がつまったり鼻水が出たりするのは、冷たい空気などで鼻の粘膜が刺激を受けたときや、かぜなどのウイルス感染により、鼻粘膜に充血やむくみが起きたとき、アレルギー反応が起きたときもなどです。特に赤ちゃんは、鼻が短くて高さもないので、鼻腔(鼻の内部)がもともと狭くなっています。しかも、鼻の粘膜が敏感なので、気温の変化などのちょっとした刺激で鼻水が出て、鼻づまりを起こします。また、鼻やのどが未発達なので、ウイルスの侵入などを防ぐ力も十分ではありません。もちろん、自分で鼻をかむこともできないので、こうしたことが重なって、赤ちゃんは鼻水が出やすく、鼻づまりも起こりやすいのです。

赤ちゃんが鼻をつまらせてズーズーと音がしていると、苦しそうですね。でも、赤ちゃんは鼻腔が狭いため、鼻水が出たりすると音がするのはよくありますが、赤ちゃんはそれほど苦しくないということが多いので、様子を見ていてかまいません。気になるときは、見える範囲の鼻くそや鼻水をとるか、鼻水吸い取り器で吸ってあげるといいでしょう。ただし、鼻の粘膜を傷つけるといけないので、奥のほうまで無理に取ろうとしないでください。

新生児が鼻づまりで息苦しそうなときの対処法は?

赤ちゃんが鼻づまりを起こして苦しそうなときは、まず原因となっている鼻水や鼻くそを取り除いてあげることが一番です。そのほか、鼻が通って呼吸が楽になるようなケア方法をご紹介します。

鼻水が出ていたら、ふきとってあげましょう

鼻水が出ているために、鼻がつまることも多いものです。鼻水を何度もふくと、鼻の下があれることもあるので、肌を刺激しない、やわらかめのティッシュでこまめにふいてあげるといいでしょう。ぬるま湯で軽くしぼったカット綿でふいてあげるのもいいですね。

鼻水を吸ってあげると呼吸が楽になります

新生児の鼻づまりの原因は?解消法はどうしたらいいの?


鼻水がひどくて鼻づまりも起こしているときは、市販の鼻水吸引器で吸ってあげると、呼吸が楽になります。鼻水吸引器は、手動タイプと電動タイプがありますが、新生児には吸引力があまり強くなく、調節もできる手動タイプがいいでしょう。ママが口で吸うタイプのストロー式鼻水吸引器は、容器に鼻水がたまるので、衛生的でしっかり鼻水がとれます。使うときは、先端を鼻の入り口に当て、軽く何回かに分けて吸い取りましょう。強く吸いすぎないよう注意してくださいね。

鼻くそがたまっているようなら、綿棒で取り除いて

新生児の鼻づまりの原因は?解消法はどうしたらいいの?


赤ちゃんの鼻の穴から、鼻くそがたまって見えているようなときは、綿棒を使って取り除いてあげましょう。やり方は、赤ちゃんの頭を片手で固定し、鼻の入り口に綿棒を先端だけ差し入れ、鼻くそを綿棒の先にからめとるようにクルッとゆっくり回転させます。鼻の奥の粘膜や血管を傷つけないよう、差し入れるのは綿球の約半分くらいの深さまでにしておきましょう。

こよりでくしゃみをさせて、鼻水を出すのも効果があります

奥のほうに見え隠れしている鼻水や鼻くそをとるには、ティッシュで細いこよりを作り、鼻の入り口を刺激してくしゃみを誘発します。くしゃみをした勢いで、鼻くそが出てくることもよくあります。

蒸しタオルを当てたりお風呂に入れたりして、鼻の通りをよくしましょう

鼻がつまっているときは、蒸しタオルを鼻に当てて、温かい蒸気を吸わせるといいでしょう。粘膜が潤って、鼻の通りがよくなります。ただし、タオルが熱すぎないよう、ママがチェックしてから当てます。

また、鼻づまりだけで熱がなければ、お風呂に入れるのもいいですね。浴室の空気は暖かく湿気もあるので、鼻が通って鼻づまりが解消しやすいのです。

鼻づまりがひどいときは、上半身を起こした姿勢に

新生児の鼻づまりの原因は?解消法はどうしたらいいの?


鼻がつまっていると苦しいので、赤ちゃんは寝ている姿勢より、体を起こした姿勢のほうが鼻の通りがよくなり楽になります。できるだけ抱っこしてあげたり、布団の下に座布団を入れるなどして、上半身が少し高くなるようにしてあげましょう。

新生児の鼻づまり、予防法は?

鼻づまりの予防も、鼻づまりのケアと同じように「加湿」と「保温」がポイントです。次のような方法で、鼻づまりが起こらないよう気をつけてあげたいですね。

部屋の中が乾燥しないように注意します

新生児の鼻づまりの原因は?解消法はどうしたらいいの?


空気が乾燥すると、鼻の粘膜も乾いて刺鼻づまりが起きやすくなります。室内は、洗濯物を干したり加湿器を使ったりするなどして、適度な湿度を保ちましょう。室内の湿度は、50~60%くらいが目安です。

室内もちょうどいい温度に保ちましょう

室内が寒いと冷たい空気が刺激となり、鼻がつまりやすくなります。寒い時期だったら暖房するなどして室内は暖かくしておきましょう。ただし、汗をかくほど温度を上げる必要はありません。室温の目安は、ママがちょうどいいと感じるくらいの温度でいいのです。

新生児の鼻づまりの注意点は?

鼻の掃除は、入り口付近だけに

新生児の鼻づまりの原因は?解消法はどうしたらいいの?


赤ちゃんの鼻の奥には細い血管がたくさん通っていて、出血しやすいものです。鼻の粘膜も傷つきやすいので、鼻水をとるのは入り口付近だけにしておきましょう。鼻水をとるときは、赤ちゃん用綿棒の綿球を、ほんの先端だけ入れる程度にします。

鼻の下は保湿して、かぶれを予防しましょう

鼻水が出ていると、何度も鼻の下をふくために荒れて赤くなることがあります。一度鼻水をふいたら、ワセリンやベビーオイルなどの保湿剤を塗って、皮膚を保護しておきましょう。

ピンセットを使って鼻くそを取るのは×!

ピンセットで鼻くそをとろうとしているとき、赤ちゃんが急に動いて鼻の粘膜を傷つける危険があります。また、鼻くそを穴の奥のほうに押し込んでしまい、うまく取れないこともあるので、やめましょう。

新生児が鼻づまりになったら、病院に行くべき?

赤ちゃんは鼻腔が狭いなどの理由で鼻づまりを起こしやすいので、鼻がつまっているだけでは病気とは限りません。赤ちゃんの様子をよく見て、病院へ行ったほうがいいかどうかを判断しましょう。

しばらく様子を見てOKなとき

●朝や夜など、気温が下がったときだけ鼻がつまる

●鼻づまりや鼻水だけで、熱などほかの症状がない

●機嫌がよく、おっぱいやミルクはいつも通り飲んでいる

鼻づまりだけで、全身状態がいい場合はケアをして様子を見ていて大丈夫です。

病院に行ったほうがいいとき

●おっぱいやミルクを飲んでいても、鼻づまりで苦しいために口を離してしまう

●熱など、鼻づまりのほかにも症状がある

●鼻づまりのため口で呼吸している

●鼻づまりのために、眠ってもすぐに目を覚ましてしまう

鼻づまり以外にも症状があり、飲めない・眠れない・不機嫌などのときには、小児科を受診しましょう。

うちの子の鼻づまり体験

新生児期に、赤ちゃんの鼻づまりを経験したママたちに、どう対応したのかを聞いてみました。ぜひ、参考にしてみて下さい。

●生後2週間でひどい鼻づまりになり、苦しそうでおっぱいも飲めない状態になってしまいました。部屋で加湿器をつけたり洗濯物を干したりして加湿を心がけ、ママが口で吸うタイプの鼻水吸引器でこまめに鼻水を吸いました。

●里帰り出産から自宅へ戻り、エアコンで暖房した部屋に寝かせていたら、とたんに鼻づまりになりました。朝起きると呼吸のたびに鼻がブーブーと鳴ったり、おっぱいを飲みながら苦しそうにしたり。小児科へ行くと乾燥が原因と言われ、さっそく加湿器を購入。加湿器を使い始めたら、鼻の通りがよくなり鼻づまりはかなりよくなりました。

●産院から退院後、ねんねをすると鼻がつまり、息をするたびにピーピー・キューキューと鼻から音がするのです。赤ちゃんが鼻づまりしやすいとは知らず、1ケ月健診まで様子を見ていいのか、早く受診したほうがいいのか、とても迷いました。結局、すぐに耳鼻科へ行き、吸引器で鼻くそを吸ってもらいましたが、その後も鼻がつまるたびに耳鼻科に行きました。

取材・文/村田弥生

監修

渋谷紀子先生

総合母子保健センター愛育クリニック

東京大学医学部卒業。東京大学医学部附属病院、山王病院、NTT東日本関東病院などの勤務を経て、現職。専門は小児アレルギー。私生活では四女の母でもある、やさしくパワフルなドクターです。

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