こんにちは。メンタルケア心理士の桜井涼です。
育児は、2人でするもので、どちらか片方だけが背負うものではありません。
ですから、パパにも育児をお願いするのは大切です。
ただ、パパの中には、「育児はママがやって当然」と思っている人もいるでしょう。
最初から文句を言ってしまえば、ケンカになってしまいますが、パパにお願いするときにいくつか注意をすれば、育児分担も快く引き受けてくれるのではないでしょうか。
●お願いする範囲を限定してお願いする
育児分担をお願いするときは、始めから範囲を限定しておきましょう。
たとえば、
・おむつ替え(おむつを交換したら、おむつを捨てるところまでやるなど)
・寝かしつけ(歯磨き・読み聞かせまでなど)
・お迎え(何曜日の何時に○○までなど)
このように、お願いする範囲を限定しておくことで、”そこまでやったら終わり”いう目標 が見えています。
これだと、パパにとっては行動しやすいと思います。
●二度手間になっても「ありがとう」を言う
育児分担をすることになったとき、「こうしておいたらどうかな」と、ママとは違うやり方をしてしまうことがあります。
ママにとっては、「二度手間!」と頭にくるかもしれませんが、パパも一生懸命に育児をやった結果なのです。
「手間だ~」と思っても、「ありがとう」と声をかけてあげましょう。
ママの「ありがとう」は特別 なので、うれしくなってパパからも「ありがとう」を引き出すことができるようになるでしょう。
「育児を分担するのにありがとうとかおかしくない?」という声が聞こえてきそうですが、感謝することは、相手を認めることなので、お礼の意味以上に重要です。
●育児分担は『臨機応変』が基本
共働きをしていると、子どもの急な病気やケガにママだけが対応して、ママが会社からの信用をなくしてしまうことだってあります。
ママのキャリアだって大切にしたい ですよね。
ですから、時間差で交代するとか、どちらかが都合をつけられるように工夫をしながら臨機応変に動けるようにしておくということが大切になります。
迎えから受診まではママ、その後は病院で交代してパパが病児・病後児保育園など面倒を見てくれる人のところまで送るといった臨機応変さは必要だと思います。著者宅の場合ですが、息子が2歳のときの話です。
私のところに保育園から電話が入り、息子が発熱と嘔吐があったとのこと。