もっと早く帰ってきて!パパの帰宅を早めるママの知恵
第一生命経済研究所の調査(2005)では、毎日子どもと夕食を食べているパパは20.3 %、ママは78.9%でしたが、仕事が忙しいパパもぜひ家族で食事をすることの大切さをもっと意識してもらえたらと思います。
●「パパがいい」があること
「パパでもママでもいい」では、なかなかパパの心は動かしにくいです。
自分にしかできない役割があると、それに応えたいと思うのが人間の心理 です。
つまり、「パパでもいい」ではなく「パパがいい」という状況があることも帰宅を早めるポイントになると思います。
たとえば、わが家の場合、息子はパパとのお風呂を楽しみにしており、まさに、「パパがいい」の状態です。
息子は夫に「ねえ、今日はお風呂一緒に入れる?」とかわいくリクエストするため(笑)、夫もお風呂の時間に間に合うように必死で仕事を終わらせ早めの帰宅を心がけてくれます。
このように、子どもとの生活の中に「パパがいい」という状況があると、もちろんパパにとっては早めの帰宅は大変ですが、それ以上にパパに“喜び”をもたらすのではないでしょうか。
ただ、ママのことが大好きで「パパがいい」という状況になることが難しいお子さんもいるかもしれません。
そんな場合は、ママが率先して「パパがいい」を心がけていきましょう。
たとえば、お子さんに対して、「パパが絵本を読んでくれると面白いね!」「パパとのお風呂は楽しいね!」などと声をかけてみるのもいいですね。
ママがそのような声かけを続けることによって、今すぐに「パパがいい」という状況は難しくても、少しずつ「パパがいい」という状況が増えていくと思います。
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いかがでしたか?
今回は、旦那さんの帰宅を早めたいママにオススメの方法をご紹介しました。
帰りが遅く困っているママの参考になったら嬉しいです!
文献
第一生命経済研究所(2005)6〜18歳の子供を持つ父母600名に聞いた『親子関係に関するアンケート調査』
http://group.dai-ichi-life.co.jp/dlri/ldi/news/news0504.pdf
第一生命経済研究所(2014)小学生以下の子どもを持つ父親694名に聞いた『父親の子育てに関する調査』
http://group.dai-ichi-life.co.jp/dlri/ldi/news/news1404_1.pdf
永江誠司著子どもの脳を育てる教育:家庭と学校の脳科学
●ライター/今井千鶴子
●モデル/香南・TOYO