子育て情報『転勤族のパパとママに贈る“西”と“東”の常識集』

転勤族のパパとママに贈る“西”と“東”の常識集

転勤族のパパとママに贈る“西”と“東”の常識集

こんにちは。コラムニストの鈴木かつよしです。

筆者は東京の出身ですが22歳で就職と同時に兵庫県の神戸市に赴任しました。

それからは山形県の山形市や栃木県の那須塩原市など、38歳で東京に戻ってくるまで東西の数か所に移り住んだ経験を持つ元・転勤族です。

全ての土地に単身で赴任した経験から申しますと、できることならママやお子さんたちにもパパと一緒にいろんな土地の文化と親しんでいただけたらいいなと思います。

ただ、その際ですが、知っておいた方がいい「西日本」と「東日本」の“常識の違い”というものがあるのも事実です。今回はそんなお話しをさせていただこうかと思います。

●阪神地区に「きつねそば」や「たぬきうどん」は無い

社会人になった自分がはじめて暮らした西日本の街・神戸では、お蕎麦屋さんに入って「きつねそば」を注文しても「お兄さん、そんなのは無いよ」と笑われました。


同様に「たぬきうどん」もありません。あとで分かったことですが、神戸や大阪といった阪神地方では東京で言う「きつねうどん」のことを『きつね』の一言で表し、東京で言う「きつねそば」のことを『たぬき』の一言で表していたのです。

東京で言う「たぬき○○」に該当する“天かすがのったそば・うどん”はそもそもお蕎麦屋さんのメニューには無いのが一般的で、これでは何の予備知識もなく赴任した筆者のような者が困惑するのも無理のないことでした。

この例だけではなく、“食べ物”は西日本と東日本の違いを際立たせる分野です。

代表的な例としては次のようなものを挙げることができます。
・東京では人気のおでんダネ「ちくわぶ」は西日本ではあまり知られていない
・お正月に食べるお餅、東日本では四角いのが一般的だが西日本では丸いのが普通
・雛あられは東日本では砂糖でコーティングした甘い米菓子。西日本では丸いお煎餅。
・長ネギは東日本では白ネギが一般的だが西日本では青ネギが普通
・すき焼きは東日本では「鍋物」だが西日本では砂糖をまぶして焼く「焼肉」

●文化や生活習慣の違いは慣れるしかない!

食べ物の違いは東日本と西日本で大きく違うものがありますが、ただ今どきは自分の出身地の食べ物が食べたいと思えばネット通販もありますし、どうにだってなる時代になりました。
それよりも文化や生活習慣の違いの方が実際に生活するうえでは重要で、これはもう慣れるしかないことばっかりだとも言えます。

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