こんにちは。ママライターのあしださきです。
朝晩の冷え込みが日に日に厳しくなってきましたね。
未就学のお子さんを幼稚園、保育園に送る朝の風景にも変化が見られるようになってきたな、と実感しています。
ダウンコートを着込んで、自転車に座るお子さんは身を縮めて一様に寒そうな表情です。
それは送り迎えにお付き合いしなくてはならない下の兄弟も同様に。
皆さんは、冬場の自転車通園でお子さんにどんな防寒対策をしていますか?
●こんなことしていませんか?―間違いだらけの防寒対策
①フリースのひざ掛けをお子さんに巻きつけて、後ろを洗濯バサミで留める
②マフラーを子どもの首に巻いて後部座席に乗せる
③寒いからと1歳前後の赤ちゃんを前抱きし、後ろにもう1人子どもを乗せて運転
実はこれらの方法で防寒対策をしている方は非常に多いのではないかと思います。
「行き帰りの数分だから大丈夫」ではありません。
その危険性、本当に理解していますか?それでは1つずつ解説していきます。
●①ひざ掛けをお子さんの身体に巻きつけて、後ろを洗濯バサミで留める
実際に筆者が目撃した事案をご紹介します。
寒くて強風の日に園へ向かう途中、前を走っていた自転車の後部座席でお子さんがしきりに振り返って何かをしていました。
そのうち何かがお子さんの手から落ち、道路に転がるも、前を向いて強風に耐えながら運転していた母親は全く気がつきません。
落ちたのは洗濯バサミでした。
そのお子さんは必死で、ひざ掛けを留めていた洗濯バサミをつけ直そうと奮闘したが失敗してしまったようです。
すると今度は自転車からうしろに身を乗り出して落ちた場所を確認しようとし始めました。
その時車が自転車の横スレスレで追い越そうとしたので、身を乗り出した子どもの頭に自動車があわや接触 してしまうかとハラハラさせられました。
他にもお子さんがとんでもない格好で後部座席で寝ていたり、中にはシートベルトを自ら外して立ち上がっていたりするのも見たことがあります。
しかし母親は気がつかない。
なぜなら自分の前方ある危険を回避しなくてはなりませんし、自転車の運転に集中するのは当然のことだからです。そして、後部座席に注意が行き届かない のです。
●②マフラーを子どもの首に巻いて、後部座席に乗せる
後部座席に注意が行き届かない事が分かったら、マフラーについても危険性は同様です。