「コートを着なさい」はNG? 子どもが快適に冬を過ごせるためにママが知っておくべき3つのこと
こんにちは。ママライターのあしださきです。
「子どもは風の子」とよく言いますよね。しかしいざ寒い屋外へ出るとなると親心から
母「コートを着なさい」
息子「(絶対)嫌だ!」
というお決まりの押し問答が繰り返されるわが家です。
結局先日は、徒歩3分の実家から夜パジャマだけという格好で走って帰ってきた4歳の末っ子でした。
これは極端な例ですが、子どもは往々にして厚着を嫌いますよね。
そこで今回は、親も子も本当の意味で暖かく冬を乗り切るためにはどうすればいいのかを調査してみました。
●親は「重ね着すれば寒くない」と考えがちである
株式会社ユニクロが2016年12月に首都圏在住の小学校1~6年生の子どもとその母親300組を対象に防寒対策に関する意識調査を行いました。
その中で“子どもが寒いと言ったとき母がする対策方法”は「衣類を重ね着させる」が1位で全体の62.0%という結果 だったそうです。
これは、「子どもが寒いと言った時」の対処法です。
しかしこの結果が親は「衣類を重ねて着せれば、子どもは暖かくなる」と思っているという根拠になるのではないかと考えました。
●なぜ重ね着のしすぎは良くないのか?
●①「汗冷え」を起こすから
産経新聞の2015年2月21日の【生活の知恵】という記事に、「間違った重ね着」は体を冷やすという内容が紹介されていました。
寒いからと厚着をして出かけたが、学校や幼稚園内は暖房が効いていて暖かいと汗をかいてしまいますよね。
小さいお子さんをお持ちのママたちが好んで選ぶ綿素材の肌着(オーガニックコットンなど)は汗をよく吸い取ってくれるから良いというイメージですね。
しかし、綿の特性「保水性に優れている」側面から考えると、逆に体温を奪われやすい ので注意が必要なのです。
吸い取った汗で濡れたものを着ていることで気化熱が体温を奪ってしまいます。
しかも上に何層も衣類が重なっていて放湿できず、蒸れやすい のです。
●②体が動かしにくくなる
分厚い衣類は体の動きを妨げてしまいます。
元気いっぱい運動することで体温が上昇するので、真冬でも外遊びしている子どもたちはあまり寒くはないそうです。しかし着膨れて動きが鈍くなってしまうと、じっとして過ごす方が楽になって体温があまり上がらず寒いまま です。それでは逆効果だと思いませんか?
●③熱源(自分の身体)