スマホのゲームで課金したい!子どものゲーム事情への対処法
●ガチャ1回分でどんな買い物ができるか理解してもらう
無料でゲームをすることはできない、と説明しても子どもが納得しなかった場合は、ガチャ1回分でどんな買い物ができるかを子どもに理解してもらいましょう。
1ヶ月のお小遣いでガチャが何回できるのか、を紙に書いてみるといいと思います。
定期的なお小遣いをあげていない場合は、ガチャ1回分のお金を子どもに渡して、コンビニやスーパーで好きなものを買ってきてもらいましょう。
同時に、ガチャは欲しいものが必ず得られるシステムではないことも説明します。そうすれば、成果が保証されていないガチャにお金を使うことに対して、子どもなりに疑問を持ってくれる のではないでしょうか。
スマホゲームはガチャにお金を払ってもらうことで、ゲームを作ったお金をみんなから集めているんだよ、と説明を加えてあげれば、子どもにも理解しやすくなると思います。
●ガチャのお金はお小遣いからその場で親に払う
しかし、それでもスマホゲームをやりたい、という場合は、親が見ているときに限ってやっても良い、というルールを作る方法もあります。
ただし、ガチャに関してはお小遣いからその場で親に課金した分を支払ってもらいましょう 。
そうすれば子どもは大切なお小遣いを減らさないために、じっくり考えてガチャをすべきかどうかを判断するでしょう。
透明な瓶などに『ガチャ貯金』などと書いておき、そこに入れてもらうようにすれば、子ども自身もどのくらいお小遣いからガチャにお金を払ったのかが分かりやすいですよ。
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ゲームは決して悪いものではありません。友達とのコミュニケーションに必要なツールでもあります。
また、どのようにして敵を攻略するかを考えることによって、物事全体を俯瞰して考える習慣をつけることもできるでしょう。
ガチャについてもシステムを理解した上で、家庭で決めたルールに則って利用するのであれば問題ないと思います。
頭ごなしに禁止するのではなく、子どもにきちんとスマホゲームのことを理解してもらうきっかけにしてはいかがでしょうか。●ライター/前嶋志保
●モデル/杉村智子