ママも知っておきたい!AIの進歩で逆に貴重になる仕事とは?
こんにちは。エッセイストの鈴木かつよしです。
人工知能(AI)の進歩で今後多くの仕事が人間の手から奪われる。
もはや定説となった感のあるこのご意見ですが、筆者も一定程度はそうなのだろうと思います。でも、奪われる仕事ばかりなのでしょうか?
医師をしている筆者の友人の話しでは、「医者の仕事はAIにかなり奪われるが、看護師さんの仕事は今よりも貴重になり需要も増える」と言っています。
そこで今回はAIの進歩で逆に生まれてくる新たな仕事や今よりも貴重になってくる仕事 について、ママのみなさんと一緒に考えてみたいと思います。
●消える仕事の裏に増える仕事
冒頭で「医者の仕事はAIにかなり奪われる」という友人医師の見解を紹介しましたが、これはどういうことなのか考えてみましょう。
お医者さんがなさっている仕事を患者の目線で見ていますと、数値化され画像化された検査結果データから病名を確定し薬を適切に処方するというのがその大部分であるように映ります。
でもこれ、ほとんどがAIでもできることですよね。それどころかAIの方がより正確にやってのけてしまうのかもしれません。
ところが、例えば外科の医師が非常にやっかいな場所に巣くった腫瘍を職人技ともいうべき手作業で摘出したり、精神科の医師が薬ではなく根気強い催眠療法を施して患者の記憶を取り戻したりとなると、これはAIでは現時点でなかなか難しいことなのではないでしょうか。
つまり、同じ医者の仕事の中にもAIが取って代わる部分とそうでない部分がある 、ということです。
医者の仕事だけでなく医療行為全般というより広いフィールドを見た場合は、患者のその日の体調や精神状態に応じて声がけする内容や包帯の巻き方も変えるような看護師さんの仕事 は友人医師が言うように多くの部分がAIには代替できず場合によっては医師の仕事よりも貴重なものになってくるのかもしれません。
●「仕事A」はなくなるが「仕事α」はより貴重になる、という見方
このように考えてみますと、今世の中にあるいろいろな仕事について「仕事A」はAIに取って代わられなくなって行くだろうけれど、その裏返しで「仕事α」はより貴重になり新しいステージに生まれ変わって行く という見方が成り立つのかもしれません。例えて言うなら以下のような感じです。
・「生保レディ」の仕事はなくなるが「ネット保険」