子育て情報『子育て世代の「働き方改革」に限界を作らない』

2018年9月29日 19:38

子育て世代の「働き方改革」に限界を作らない

子育て世代の「働き方改革」に限界を作らない

多くの企業や団体が制度や仕組みを整え、「女性が働きやすい職場づくり」に取り組んでいます。

その一方で、新たな課題も見えてきました。その課題を解決するために必要なことについて、パピマミ編集部が紹介していきます。

母親と父親の「働き方改革」

「女性に活躍してほしい 」と活動する企業が増え、制度も整ってきました。しかしその分、男性の働き方を変えることには消極的です。

女性が子どもを持ちながら活躍できる社会を実現するためには、長時間労働を是正しなくてはいけません。男性が一旦職場を離れても、キャリアを積んで評価される制度改革、働く母親を支えるために父親の家庭参画を進める のも、働き方改革として大切な一面だと言えるでしょう。

「女性活躍」の実現に向けて必要なのは、女性だけに焦点を当てるのではなく、社会全体の長時間労働を改善し、男女共に働きやすい環境を作ること。


その前提のもと、生産性を高める施策を練り、子育てやスキルアップの時間へ費やせばいい のです。

出産育児による労働力流出のリスクを抑えつつ、より効率的に業務を進めるイノベーションが生まれる良いサイクルが発生します。

「長時間労働是正」の必要性

また「女性が働きやすい職場」を目指し、育児休業制度や勤務時間短縮などの仕組みが整ってきました。一方で育児休業をカバーするために、現在子育てに関わっていない人にしわ寄せが来る状況 も見られます。

これまでに作られた制度は限界を超え、子育てをする人には優しく、しない人には厳しい世の中になってきました。これでは子育てをしない人が不満を感じるのは当然 のこと。

職場はギスギスして、生産性も低下してしまいます。

この問題を解決に導くには、IT活用や在宅勤務の導入など、短時間で効率よく業務を遂行する方法を探索しなくてはいけません。
多くの人が長時間労働から解放され、生活環境やライフステージを気にせずに活躍できる社会 にしたいですね。

「男女共同参画社会」の意識づくり

さらに、これからの経済社会の活性化のために、女性の視点や発想を生かし、新たな経済活動を創り出すことが求められています。そこで大事なのが「男女共同参画社会 」に向けての意識づくりです。

そもそも「男女共同参画」とは、「男女が、互いにその人権を尊重しつつ責任も分かち合い、性別に関わりなく、その個性と能力を十分に発揮すること 」

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