また、首の向きがまだ自分で変えられない段階の赤ちゃんもいるので、顔が下を向いてしまっていたら、横向きにそっと動かしてあげてください。
赤ちゃんの表情を見ながら、無理のないタイミングで仰向けに戻してあげてください。
うつ伏せの練習が終わったら、赤ちゃんをいっぱい褒めてあげてくださいね。
うつ伏せの練習時の注意点
うつ伏せの練習をする際には、いくつか注意点があります。
赤ちゃんの安全のため、以下のことを必ず守ってください。
●必ず親が見ている環境で行う
一番大事なことですが、常に親が見ていられる環境で行なってください。
ちょっと目を離した隙に顔が下向きになり、呼吸ができない状態になってしまうと危険です。
うつ伏せに慣れていない赤ちゃんは不安になることもあります。
そんな時にお母さんやお父さんが近くで見ていてあげることは、赤ちゃんの安心にもつながります。
●無理にうつ伏せにしようとしない
赤ちゃんによっては、うつ伏せの体勢を嫌がる子もいます。
ストレスにならないように、無理のない範囲で行なってください。
うつ伏せしている間に苦しそうな表情になったり、泣いてしまったらすぐにやめましょう。
●柔らかい毛布やクッションの上で行わない
柔らかい毛布やクッションの上で赤ちゃんをうつ伏せにすると、下を向いた時はもちろん、横を向いている時でも顔が埋もれてしまい、窒息の危険があります。
床の上でうつ伏せにすると痛いかもしれないと思い、つい柔らかい場所で赤ちゃんをうつ伏せにさせたくなるかもしれませんが、危険なので固めの場所で行なってください。
また、毛足の長いカーペットも注意が必要です。
赤ちゃんの鼻や口が毛で塞がれない場所で行うようにしましょう。
●うつ伏せのまま寝させない
赤ちゃんによっては、うつ伏せのまま眠くなってしまうこともあるかもしれません。
しかし、赤ちゃんがうつ伏せのまま寝ると、窒息の危険が伴います。
赤ちゃんがうつ伏せに慣れてきたり、ある程度大きくなってくれば、寝ながらでも自分で呼吸ができるように頭を動かすようになります。
しかし、頭を動かし慣れていない赤ちゃんは、自分で呼吸ができるように調整できないことが多いです。
うつ伏せの姿勢のまま寝てしまったら、必ず仰向けに戻してあげてください。
また、うつ伏せのまま寝てしまうと、月齢によってはSIDSの危険が伴います。