タイムアウトより効く!? 子どもを叱らずしつける「タイムイン」の知識
こんにちは、保育士ライターのyossyです。
皆さんは、子どもがぐずったときにどのように対処していますか?
落ち着いて諭そうと思っても、興奮した子どもをなだめるのは大変。なかなか言うことを聞いてくれません。
つい声を荒げてしまうことがある……という人も多いでしょう。
子どもが言うことを聞かないとき、アメリカでは“タイムアウト ”という方法を使うのがメジャー。
日本でも実際に取り入れている家庭はあるはずです。
しかし、近年タイムアウトに対しては批判も出てきています。
今回は、その理由や新しく注目されている“タイムイン ”についてご紹介しましょう。
●“タイムアウト”は子どもを1人にしてクールダウンする時間
では、そもそもタイムアウトとはどのようなしつけ法なのでしょうか。
よくスポーツの試合でタイムアウト中に作戦会議や水分補給を行いますが、まさにあのようなイメージ。子どもがぐずったときに、一旦その場から離れてクールダウンする時間を設ける のです。
より具体的な方法をご紹介しましょう。
子どもが何かよくない行いをしたら、まずはそれをやめるように伝えますよね。
そして、何度か言っても聞かなければ、「やめなければタイムアウトだよ」ということを伝えます。
このとき、終始親は落ち着いていることが大切です。
それでもやめない場合、家庭であればどこか決められた椅子など、指定の場所に子どもを1人にします。
ただし、狭いところや暗いところに閉じ込めることはせず、親の目の届く場所で。
そして、なぜタイムアウトを行うのか、何を考えてほしいのかをきちんと伝えます。
タイムアウトの時間の目安は“年齢×1分 ”。5歳なら5分というわけです。泣き叫んでいて冷静ではない時間はカウントしません。
タイムアウトが終わったら、子どもに理解できたかどうかを確認します。まだわからないようであれば、しっかり説明しましょう。
●本来の意味から離れて“懲罰”になってしまう家庭が多い
タイムアウトは、本来、親子ともに冷静になれる時間のはずです。
しかし、懲罰的な意味合いで使用している家庭が多いことに対する批判的な意見も出てきています。特に子どもが幼い場合や親が冷静さを欠いている場合はうまくいかない ことが多いのです。
下記のような例は不適切な使用方法だと言えるでしょう。
・子どもが「親につきはなされた」