身体ナビゲーションVol.90「低体温のリスク5つ」
しかし、体温が低いことで酵素活性がうまくいかず、栄養素が十分に吸収されないため、エネルギーの産生量が減少して疲れやすくなります。
また、神経やホルモン系のバランスが崩れるため、免疫や自己治癒力が弱まるなど生命維持活用に支障をきたしてしまいます。
●(5)不妊症の確率が上がる
産卵をする生物はその生物によって決まった温度で卵を温めてふ化させます。
哺乳類はその卵を体内で温めて、いわゆるふ化をさせているようなものですから、体温が低い状態では、卵巣機能を低下させ、卵を育てるための子宮の環境が整いません。
つまり卵がちゃんと育たないことでの不妊や流産のリスクを高めることになる のです。
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低体温を安易に考え、放置してしまうとさまざまな弊害が起こってしまいます。
できるだけ体を冷やさずに、温めるような日常生活を送りたいものですね。
【参考文献】
・総務省認証予防医学学術刊行物『ほすぴ』成人病予防対策研究会発行
●ライター/SAYURI(心理食育インストラクター)
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