本当にヤル気ある? 子どもの才能を伸ばす「習い事」との付き合い方
こんにちは。保育士でライターのyossyです。
皆さんのお子さんは、いくつ習い事をしていますか?なかには平日すべてを使って、5つの習い事をしているケースもあると聞きます。
「子どもの才能を見つけて開花させてあげたい」「子どもがやりたいと言ったから……」「今やっておけば、将来苦労しない」など、習い事をさせる理由はさまざまでしょう。
しかし、習い事が多すぎてしまうと、子どもらしく外で遊ぶ時間が減ってしまうことも事実 です。
また、親が冷静さを失い、子どもが練習で失敗するたびに怒鳴ってしまう……なんてことはありませんか?
今回は、有識者の意見も参考にしながら、親として子どもの習い事とどう付き合うべきか、考えていきましょう。
●習い事をしすぎると、当然自由遊びの時間が減る
ウィメンズパークとソニー生命の調査によれば、習い事をしている子どもはおよそ54%。
習い事をしている子に限っていえば、半数以上の子どもが複数の習い事を掛け持ちしています。
4つ以上の習い事をしている子も5.5%いる という状況です。
確かに、子どもにとって習い事が有意義なケースは多いでしょう。
しかし、習い事を掛け持ちして忙しく過ごす家庭があることに対し、なかには批判の声もあります。
習い事をしているということは、通う時間はもちろん、それ以外にも家庭での練習時間や学習時間などを確保しなければいけません。
予定がびっしり詰まっていて、子どもが友達と遊ぶ暇もないのは問題だといえるでしょう。
自由に遊ぶことは、発想力や創造力、コミュニケーション力などの発達を促し、子どもにとって非常に大切なのです。
過剰に習い事をさせることは、子どもの自由で大切な時間を奪うことにもなりかねません……。
では、子どもの習い事問題に関して、有識者はどのように考えているのでしょうか。
●本当にやりたいのか、何が目標なのかを定めることが大切
育児教育ジャーナリストのおおたとしまさ氏は、『東洋経済Online』(2015年5月6日)のなかでこう述べています。
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「やりたいのね、じゃあすぐやりましょう」というのではなく、少し考える時間を与えるのも必要かな、と思います。習い事を始めるときに、「どういう状態になったらやめるか」ということまで決めておくといいと思います。
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子どもがさまざまなことに興味津々なのは当然のこと。