2016年3月6日 19:00
最初は指使ってOK! 子どもに「苦手な算数」を克服させるヒント
【ママからのご相談】
今年の春から小学生になる息子がいます。算数が得意になってほしくて、今から足し算を家で教えています。
指を使って計算をするのですが、10以上の繰り上がりの計算になるとわけが分からなくなるようです。
どうやって教えればいいのでしょうか?また、指で計算をする癖はやめさせたほうがいいのでしょうか?
あまりにものみ込みが遅くてイライラしてしまいます。
●A. お子さんが自分のペースで“算数好き”になることが大切!
こんにちは。ライターのakiです。
『たかが足し算、されど足し算』、大人にとっては非常に簡単な計算も、小学生1年生前の幼児にとっては難しく感じられます。
私が以前教えていた学習塾で行ったアンケートによれば、『算数が得意なってほしい』と願う親御さんは95%もいるとのことでした。
確かに、中学受験や高校受験でも算数や数学のウェイトはとても大きく、この科目を制すれば合格を制すと言っても過言ではありません。
そういう意味でも、早い段階からお子様の算数フォローはしておきたいところですよね。
では、実際に“算数好き”になってもらうために、そしてスムーズに勉強をしてもらうためにはどうすればいいのでしょうか。
●子どもに自信をつけさせる
まずは、算数を好きにさせることが大切です。
子どもの計算が遅かったり、なかなか数の概念をのみ込んでくれないとお母様がイライラしてしまう気持ちもわかりますが、ここはぐっとこらえてください。
算数嫌いになっては元も子もないです。
最初は、「間違ってもいいよ」と安心させることも大事です。
実際に間違えても、それを責めて子どもに恥をかかせないことです。
大切なのはできるようになったら、どんなに小さなことでも褒めてどんどん成功体験を植え付けてあげる ことです。
それが、伸びしろにつながっていくのです。今は気長にみてあげてください。
●指計算をしても最初はOK
指で計算をする癖をつけてはいけない。そんな声もありますが、別に指で計算をすることは、悪いことではありません。
その理由として、片手は5までなので5をひとかたまりの数量として考えることができ数の区切りがいいこと。そして、視覚を利用することで計算しやすくなり正解が増える ということが挙げられます。
これらは、成功体験につながるので良い影響を及ぼします。