子育て情報『学習ドリルは不要? 新小1の子どもに「文字の書き方」を教えるポイント』

2016年3月16日 20:00

学習ドリルは不要? 新小1の子どもに「文字の書き方」を教えるポイント

学習ドリルは不要? 新小1の子どもに「文字の書き方」を教えるポイント

【ママからのご相談】
小学校に入学する息子は、ひらがなが書けません。やらせようと厳しくし過ぎてしまったのがいけなかったと後悔しています。

他の子どもは書けているので、スタート地点ですでに出遅れている感じです。ほとんど書けない状態で入学させるのが不安です。

●A. 学びが楽しいことを知ってもらうことが一番重要です。

こんにちは。学習塾で幼児クラスを担当していたことのあるメンタルケア心理士の桜井涼です。ご相談ありがとうございます。


お子さんがまだ文字が書けないこと、他のお子さんとの差があると感じているために、相談者様は焦りを感じられているのですね。

まず知っていただきたいことがあります。公立小学校の場合、新1年生に求められるのは、自分の名前をひらがなで読めることです。

そして、今大切なのは、「学ぶことが楽しい」という気持ちを奪わないで入学させることではないかと思っています。楽しくなければ、子どもはやろうという気が起きませんからね。

●まずは席に着く練習から

ひらがなが書けなかったり、数字がよくわからなかったりするお子さんの場合、イスにちゃんと座ることができない ことがあります。

きちんと座ることができれば、目の前の課題に取り組みやすいので、まずは座る練習からしてみましょう。

最初にどのくらい座れるでしょうか。
その時間を計って、お子さんと共有しましょう。座れたことをほめれば、そこから楽しくなっていきます。

座れたら、その短い時間で文字カードを見せたり、紙芝居や絵本などを読んであげたりと、文字に関する何かをしてみてください。

途中で立ってしまった場合は、そこでストップさせます。「今日はこれでおしまい、終わりにしましょう」でいいです。

そして、少しでもできたこと、座れたことをほめてあげれば、着実に前進します。

幼児クラスで教えていたときは、1日に何回もやり出す子もいたくらいです。

ひらがなや数字を最初から無理に書かせようとはしないこと も大切です。
頭に文字が入っていない段階で書かせようとしても書けるようにはなりません。まずは文字のインプットです。

●読み聞かせをたくさんする

文字のインプットは、たくさん絵本を読むこと、看板などの文字を見て何が書いてあるか教えること、そしてお子さんの名前を文字で見せることが効果的です。インプットをするときに、私がよくやっていたのが、「つくえ」

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