将来の就職にも影響する? 子どもの“やりぬく力”を育てるテクニック
【ママからのご相談】
小3男子のママです。子どもがなんでも途中で放り投げてしまって、「物事へのモチベーションややりぬく力が育っていないのでは?」「将来の受験は大丈夫?」と心配です。
モチベーションを上げてやりぬく力を身につけるポイントはありますか?
●A. 子どもの“やりぬく力”は親の適度なサポートで育まれます。
こんにちは、遊びと学びの専門家大根はじめです。
やりぬく力は非認知スキル の一つですね。
職場の専門学校でも、やりぬく力がある学生の方が早い時期に希望の会社への内定を手に入れる傾向が強いです。
将来なりたいものになるための決定力とも言える能力だと現場で強く感じます。
今回は、やりぬく力を育むポイントをご紹介します。
●まずはモチベーションを高める
ムーギー・キムとミセス・パンプキンの著作『一流の育て方 ビジネスでも勉強でもズバ抜けて活躍できる子を育てる』では、やりぬく力を身につけるために家庭でできるのは、『モチベーションを高めて真剣に最後まで続けさせること』と指摘しています。
モチベーションの起点は自主的な挑戦にあります。ゲームのハマる仕組みでも心理学でも“自主的にはじめる挑戦”がモチベーションを高くする ことが知られています。
まずはお子さんに「○○しなさい」ではなく自分が言い出したことに挑戦させることです。お子さんの「やってみたい」の声に耳を傾けできるかぎりチャレンジさせてみてください。
春休みはお子さんのやってみたいを試してみるよい機会になると思います。
●応援し、適度な期待感をもつ
子どものモチベーションを維持し続けるには、まずは親が応援団になるとよいでしょう。挑戦できる場をつくること応援する気持ちを伝える、言葉でのサポートがあるとよいでしょう。
また、わが家の経験になりますが、応援団の規模を広げることも効果的です。
自分で始めた習い事の成果を子どもからおじいちゃんに電話報告するようにしたところ以前よりもモチベーション高く取り組んでいます。
期待感をもって接することも重要です。期待感を親が持ちすぎると重圧になりますが、なさすぎても子どもは味気なくさびしく感じるものです。
子どもの希望や特性を無視した期待(例えば本人が望まない職業へ就くことへの期待など)ではなく、子どもの努力を認めて、(喜ぶ親の愛情を子どもが感じられる)