子育て情報『死亡ケース増! 「電動自転車」による事故の実態&家族を守るポイント』

2016年5月19日 19:00

死亡ケース増! 「電動自転車」による事故の実態&家族を守るポイント

死亡ケース増! 「電動自転車」による事故の実態&家族を守るポイント

こんにちは。子育て研究所代表の佐藤理香です。

新生活に備えて電動自転車を購入したというママやパパも多いと思います。保育園や幼稚園に送り迎えをする際はとても重宝する電動自転車。 モーターがペダルをこぐ力を補助してくれるので楽に運転でき、高齢者だけでなく子育て世代にも利用者が増えています。

一方で、交通事故総合分析センターの調べによると、電動自転車での死亡事故が増えていることがわかりました。事故防止のためには安全な乗り方をする必要があります。

そこで今回は、電動自転車の普及や事故の現状と、正しい乗り方についてお伝えしたいと思います。


●電動自転車の普及

電動自転車は、バッテリーの発達 とともに普及してきたといわれています。

以前は充電に10時間もかかっていたバッテリーですが、最近では2時間ほどで充電でき、バッテリーの耐久性もよくなってきています。走行距離も従来の約2倍に、車体の重量も3分の2まで減量され、より使い勝手がよくなっています。

このことから、2000年には15万台に満たなかったものが、2014年には約47万台まで普及しました。オートバイの出荷台数を超え、わずか14年で3倍以上に普及してきています。

●電動自転車での事故

交通事故総合分析センターの調査によると、平成13年と平成21年の事故分析を比較したところ、原付バイクや自転車では死傷者数が減少していることがわかりました。

具体的には、原付バイクだと、平成13年の119,515人から、21年には72,005人まで減少。自転車だと、177,196人から155,164人まで減少しています。


一方、電動自転車を見てみると、615人から1,112人と、10年足らずで倍増していることがわかります。一見すると事故件数は少ないように思えますが、自転車の普及台数からすると、見過ごせないくらいの勢いで死傷者を伴う事故が増えているのです。

●電動自転車での事故を防ぐには?

幼児のヘルメット着用と安全運転は必須です。以前にも、『幼児2人は超キケン!? 「ママチャリ」に子どもを乗せるときの注意点』でまとめているので、ぜひ参考になさってください。

また、自転車の安全利用促進委員会が作成した「電動アシスト自転車の正しい乗り方」を説明した動画では、3分弱の短い時間に、電動自転車の正しい知識が端的にまとめられています。

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