増やすことも可能! “児童手当”の基礎知識と効率よく貯めるコツ
こんにちは。ファイナンシャルプランナーの小澤美奈子です。
子育てを応援する給付金の中で代表的なものに、『児童手当』があります。
その児童手当は、国が「次代の社会を担う児童の健やかな成長に資することを目的」として給付しているお金です。
そのため、将来の日本を支える子どもたちのために、最大限に活用したいものですね。
今回は、児童手当の制度を確認して、無駄なく効率的に貯める方法についてご紹介したいと思います。
●児童手当を確認しよう
まずは児童手当の制度の内容について確認しましょう。
●どうやって請求するの?
日本国内に住民登録がある児童に対して支給される児童手当は、子どもが生まれてからすぐに住所地の市区町村へ『裁定請求書 』に必要書類を添付して手続きすることでもらえるようになります。
平成28年1月からは、マイナンバーの記入も必要となっているようです。
なお、公務員の場合は市区町村ではなく職場へ申請します。
●いつまでもらえるの?
児童手当は、中学校を卒業するまで (15歳の誕生日後最初に来る3月31日まで)もらうことができます。
●いくらもらえるの?
・3歳未満……一律15,000円/月
・3歳以上~小学校修了前……10,000円/月
ただし、第3子以降は15,000円/月
・中学生……一律10,000円/月
※所得制限を超えると、支給される金額が変わります。所得制限については、当該コラムの最後に掲載してある厚生労働省の「所得制限限度額表」で確認してください。
※児童を養育している人の所得が所得制限限度額以上の場合は、特例給付として月額一律5,000円支給されます。
●どのタイミングでもらえるの?
原則毎年6月、10月、2月の年3回に、それぞれの前月までの手当をもらうことができます。つまり1回あたり4か月分支給されるということです。
●更新手続きは必要?
児童手当を引き続き受け取るには、毎年6月に『現況届 』の提出が必要となります。
多くの自治体の場合、現況届は郵送されてくるため、わざわざ取りに行く必要はないようです。
●効率的に無駄なく貯めるには?
ここまでお読みになって、児童手当がおわかりになりましたでしょうか?
さて次に、児童手当を効率的に貯める方法を確認してみたいと思います。
児童手当の振り込みは、請求者(保護者)