子育て情報『体からのSOS! 思春期に生理がこない“無月経”の危険性』

2016年9月1日 19:00

体からのSOS! 思春期に生理がこない“無月経”の危険性

体からのSOS! 思春期に生理がこない“無月経”の危険性

こんにちは。子育て研究所の佐藤理香です。

思春期の女子で話題になるのが“生理”。初潮を迎えた子も、まだの子も何かと気になる話です。

すでに生理がきている子には、「最近生理がこない……」という新たな事情も。

「生理はこないほうが楽だし、まあいいか」なんて考えの子は、要注意です。

今回は、思春期に生理がこない『無月経 』についてお伝えします。

●生理がこないのは体からのSOS!

初潮を迎えた後、しばらくは排卵しない無排卵の生理で、不規則な状態が続きます。


体ができたところで、一定した周期で生理がくるようになります。

こうなると一安心と思いたいところですが、思春期の子はパタリと生理が止まってしまうことがあります。

「合宿があるから生理がきたら困る」「友達と海に行くから生理がこないでほしい」などと願う子は少なくありません。

生理がくると、寝ても起きても気になりますし、トイレに行くたびに何かしらの対応が必要です。衣類やお風呂にも気をつかい、匂いにも敏感になります。

しかし、生理がこないことは体からのSOS。意外にも、心にも大きく影響する問題 なのです。

●生理がくる条件ってあるの?

女性ホルモンが増え、体も心も大人の女性へと変わる思春期。
日本では、中学生前後にはじめての生理を迎えるのが一般的です。

『日本産婦人科学会』の調査では、初潮のときの体の条件はおおむね以下のようになっています。

・平均年齢:12歳
・平均体重:42.9kg
・平均身長:152cm

平均的な値なので個人差はありますが、身長が伸び、150cm前後になってきた小学6年生以降から、初潮を迎える準備をしておきましょう。

●無月経の危険性

月経がないこと、生理がこないことを『無月経』といいます。

近年では、思春期の子どもは多くのストレスにさらされていることが分かっており、精神面から月経が止まることも知られています。

不規則な生活が原因で起こる場合もあります。

一般的に、無月経は次の2つに分類されます。

●『原発性無月経』

原発性無月経は、18歳を過ぎたのに月経がこない状態、つまり、まだ初潮を迎えていない状態です。

私たちの体は、脳が月経開始の指令をだしています。

月経がはじまらないということは、脳から指令が出されていない状態で、視床下部や下垂体の機能に問題がある 可能性があります。

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