子育て情報『保護者の協力ゼロ。代表もコーチも辞めたいほど辛いです問題』

2019年9月26日 16:08

保護者の協力ゼロ。代表もコーチも辞めたいほど辛いです問題

妻の私は少しでも夫の負担を減らしたいと考え、他の子のお父さんで時折試合を見に来る方に「コーチになっていただけないでしょうか?」とお願いしたら、「ぼくもそれは考えたのですが、コーチになると土日遊びに行けないので妻からやるなと言われています」と言われました。

そんな反応になるのは無理もありません。日本では今の40、50代以降は、ボランティアの概念や経験を学校で学んでいません。地域での社会的な役割をシェアする文化も育まれていない。そこは個人の価値観(子どもたちのために)でなんとか担保されている状況かと思います。

■あなただけが苦しまないで。まずはほかのコーチ、保護者にも相談を

そこで三つ提案します。

まず、代表やコーチを辞める前に、ほかのコーチに相談をしましょう。
辞めることも考えているが、なんとか保護者に協力してもらえないか。「子どもたちのために」という大義を一緒に考えてもらいます。

「みんなの、みんなのための、みんなによるサッカー少年団」を目指しましょう、と。このままコーチだけが負担を背負っていては、運営を続けていくのは不可能ではないか。次にバトンタッチする人たちのためにも、ここで仕組みを変えたいと申し出てみましょう。

次に、保護者のなかにそのことを相談できる人(例えばキャプテンの親御さんなど)がいれば、話をしてみましょう。

三つめ。上記ふたつが不調に終わったときにどうするか。


そのときは、理由を明確にして辞めましょう。

「力を尽くしたが、今の状況ではコーチや代表を務めることは心理的に負担なので辞めさせていただきます」と説明したほうがよいです。

忙しすぎた保護者の代表や、他のコーチと指導法が合わずに辞めたお父さんコーチの話を見聞きしてきましたが、彼らの多くは疲れ果ててひっそり辞めていきます。理由を明確にしないため、周囲が憶測だけで噂話をし始め、それを聞き及んだ当事者の子どもが傷つくといったケースは少なくありませんでした。

■親の退団と子どもがチームに残るかは別問題。その理由は......

保護者の協力ゼロ。代表もコーチも辞めたいほど辛いです問題

(写真はご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)

同時に、お父さんの「退団」に、息子を巻き込んではいけません。

「今年度いっぱいで自分はチームを辞めようと思っていますが、そうなるとチームに迷惑をかける事になるので、我が子をこのままチームに所属させる訳にはいかない」

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