2020年12月23日 16:54
飛び級で試合に出る息子が良く思われないのがつらいです問題
ですが、何度も言いますが、親の力は及びません。私たち親の役目は、以下のことだと私は伝えています。
適度な睡眠と早寝早起き朝ごはんを定着させる。
学校の勉強ときちんと両立しているか目を光らせる。
子どもが楽しく伸び伸びサッカーができる環境を与えているかを常に振り返る。
たった三つです。ここさえ整えれば、安心安全な環境で本人がどれだけサッカーを好きになるか。小学生時代はその気持ちを育てることをまずは考えましょう。
■小学生のうちから痛みを押して試合に出るのは......
(写真はご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)
もちろん、ほかにもできることもたくさんあります。
例えば、飛び級で試合に出る息子さんに、チームのためにプレーすることを話してあげる。何のためにサッカーをするかを一緒に話し合う。
そんなふうに心に寄り添ってあげてください。
加えて、まずはケガをしていたのに、出場を止めずに出してしまったこと、足を引きずるほどの痛みを味わわせてしまったことを息子さんに謝ってはどうでしょうか。
成人すれば、痛みと付き合いながらプレーする時期もあるでしょう。ただ、それは今ではありません。
島沢優子(しまざわ・ゆうこ)スポーツ・教育ジャーナリスト。日本文藝家協会会員(理事推薦)1男1女の母。筑波大学卒業後、英国留学など経て日刊スポーツ新聞社東京本社勤務。1998年よりフリー。『AERA』や『東洋経済オンライン』などで、スポーツ、教育関係等をフィールドに執筆。主に、サッカーを始めスポーツの育成に詳しい。『桜宮高校バスケット部体罰事件の真実そして少年は死ぬことに決めた』(朝日新聞出版)『左手一本のシュート夢あればこそ!脳出血、右半身麻痺からの復活』『王者の食ノート~スポーツ栄養士虎石真弥、勝利への挑戦』など著書多数。『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』(池上正著/いずれも小学館)ブラック部活の問題を提起した『部活があぶない』(講談社現代新書)、錦織圭を育てたコーチの育成術を記した『戦略脳を育てるテニス・グランドスラムへの翼』(柏井正樹著/大修館書店)など企画構成も担当。
指導者や保護者向けの講演も多い。最新刊は『世界を獲るノートアスリートのインテリジェンス』(カンゼン)。
「えぇっ!」息子を出産し夫に写真を送信→翌日も撮影しようとスマホを見ると、まさかの光景にあ然…!