2021年3月24日 16:22
もっと真剣にサッカーして! 仲間との温度差に悩む息子をどう支えるか問題
など文句を言われたりするようです。
本人はただ「サッカーがうまくなりたい」、「練習のゲームでも手を抜かず勝ちたい!」そんな気持ちで指示を出したりポジションを考えたりしているのに、なんでもっとみんな真剣にサッカーしないの?と思っているようです。
息子にはみんながあなたと同じ気持ちではないし、あなたがしたいサッカーをするのがゲームではないと思うよと伝えたりもしますが、それは本人もわかってはいるようです。
息子本人も「うまい子だけのチームでやりたいわけではない」と言っています。「チームメイトの性格の問題ではなくて、なんで動かないの!?なんでサッカーしないの!」と、サッカーへの意識の高さと低さで悩み、辛い気持ちがあるようです。
サッカーしないの!の部分が分かりづらいかもしれませんが、ボールが来ても動かない(動き方が分からない、良い場所で受けようとしたり攻撃につながるような受け方をしない)ことです。
私はこんなにもサッカーが好きで本気でやっている息子を尊敬しますが、この本気度の違いはまだ小学3年生にはあって当たり前だとも思います。
そんな息子にかけてあげる言葉や接し方がどうしたらいいかわかりません。
こんな時どうすればいいでしょうか?
<島沢さんのアドバイス>
ご相談のメールをいただきありがとうございます。
お母さんは、息子さんが大好きなのですね。懸命にサッカーに取り組んでいる息子さんを誇らしく感じるお気持ちが伝わってきます。
さて、私からのアドバイスは三つです。
■仲間とぶつかったり自分の思いを伝えるトレーニング期なので、ほっといて大丈夫
この問題、基本的にほっとけばいいと私は思います。小学生から高校生、ティーンエイジャーの間は、仲間とぶつかったり、温度差が違う中で相手のことをわかろうとしたり、自分の思いを伝えるトレーニングをする時期です。とても大切な成長の機会を、サッカーというスポーツの中で得ているわけです。
そういった意味では、お母さんがお書きになっている「考えてプレーしている子」も、「ボーッとしている子」も、息子さんが成長する糧になってくれる大切な存在です。
私は以前、保育学が専門の大学教授に「子育ては、泥だらけのじゃがいもをバケツの水の中でごろごろと一緒に洗うようなもの」と聞きました。ぶつかったり、一緒にいることで互いの泥が取れてきれいになる、というわけです。