子育て情報『サッカー辞めたいと泣いて訴えてきたが、辞める理由が逃げ癖につながるようで不安です問題』

2022年6月8日 20:00

サッカー辞めたいと泣いて訴えてきたが、辞める理由が逃げ癖につながるようで不安です問題

■「また同じような事になる」という不安は子どもを信用しきれていないから

サッカー辞めたいと泣いて訴えてきたが、辞める理由が逃げ癖につながるようで不安です問題

(写真はご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)

そして、何よりも「また同じような事になる」と不安を抱くのは、お母さん自身が息子さんを信じられていないからです。

親に信用してもらえず、いつも不安に思われ、心配されてばかりいると、子どもは自己肯定感が下がります。この連載で何度か伝えましたが「一番身近な人に信じてもらえないダメな僕」というように、潜在的なところで自信を失うのです。

なぜサッカーをやるのか。何をサッカーに求めるのか。それを決めるのは息子さんです。

まずはクラブをやめ、一度サッカーから離れる。すべて彼の好きにさせましょう。


「また好きなことが見つかるといいね。サッカーに戻ってもいい。あなたを信じているよ」と声をかけてあげてください。

サッカー辞めたいと泣いて訴えてきたが、辞める理由が逃げ癖につながるようで不安です問題
島沢優子(しまざわ・ゆうこ)スポーツ・教育ジャーナリスト。日本文藝家協会会員(理事推薦)1男1女の母。筑波大学卒業後、英国留学など経て日刊スポーツ新聞社東京本社勤務。1998年よりフリー。『AERA』や『東洋経済オンライン』などで、スポーツ、教育関係等をフィールドに執筆。
主に、サッカーを始めスポーツの育成に詳しい。『桜宮高校バスケット部体罰事件の真実そして少年は死ぬことに決めた』(朝日新聞出版)『左手一本のシュート夢あればこそ!脳出血、右半身麻痺からの復活』『王者の食ノート~スポーツ栄養士虎石真弥、勝利への挑戦』『世界を獲るノートアスリートのインテリジェンス』(カンゼン)など著書多数。『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』(池上正著/いずれも小学館)ブラック部活の問題を提起した『部活があぶない』(講談社現代新書)、錦織圭を育てたコーチの育成術を記した『戦略脳を育てるテニス・グランドスラムへの翼』(柏井正樹著/大修館書店)など企画構成も担当。指導者や保護者向けの講演も多い。最新刊は『スポーツ毒親 暴力・性虐待になぜわが子を差し出すのか』(文藝春秋)。

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