氷や保冷剤で「手の平を冷やす」のが効果あり! サッカーにおける最新「熱中症対策」【医師監修】
3〜4割ってすごいですよね」
本人にとって必要なことであれば、それは"げんかつぎ"や"おまじない"以上の効果をもたらします。
「意味ない、化学的にエビデンスがない」と否定したくなる人もいるかもしれませんが、セロトニンの分泌量の変化は、れっきとしたエビデンスです。
試合前に「勝ち飯」を食べること、巻くとプレーがうまくいくというテーピング、お守りのミサンガ、そして「ハーフタイムに氷を握れば熱中症にならない」と思うこと。
そういったものを否定せず、ぜひ安心してプレーをさせてあげましょう。
■「WBGT」指標や熱中症発症時の処置は変化なし。今まで通りの対応を
対策を十分に施しても必ず避けられるわけではない熱中症。
なってしまった際の応急処置や対処法は、例年お伝えしている基本を行うことが大事です。
本格的な熱中症シーズンが目前に迫る今、サカイクの過去記事にもう一度目を通しておさらいをしておきましょう。
大塚一寛(おおつか・かずひろ)
医師、あげお友愛の里施設長。
1996年からはJクラブのドクターとしてチームとともに帯同を続けている。現在はVプレミアリーグの上尾メディックス(女子)のチームドクターも兼任。そのほか、『日本サッカー協会スポーツ医学委員』を務め、全カテゴリーの選手の健康管理(脳震盪・ヘディング・熱中症・整形外科的外傷など)に携わっている。多数の講演にも出演し、現場のノウハウや選手のケガ、障害予防などの啓発活動も積極的に行っている。
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